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2011年6月10日 (金)

人生意気に感ず「県立病院改革の成果。全国初の中小企業憲章成る」

◇県立病院の赤字がやっと、大幅に減少することになった。2010年度の赤字額が前年度の約半額の8億円余となった。私は長いこと議会で県立4病院の赤字体質を追及してきた。かつてある県立病院の責任者は、議会の答弁の中で「経営のことは最も不得意で」と、優れた医師は経営については不得意が当然だといわんばかりの発言をしたことがある(05年10月議会)。

 私はこの時それは違うと思った。良質の医療サービスの提供と経営の安定は不可分である。県立病院で大きな赤字が続くことは病院で働く人々の志気を低下させひいては人の生命を扱うという緊張感を鈍らせる。病院を改革し赤字をなくす病院責任者の決意と志の高さが求められていた。

◇私はかつて、全国自治体病院の中でワースト1で国から廃院の勧告を受けた坂出市立病院を立ち直らせた塩谷院長を訪ねたことがある(平成15年)。私は塩谷氏を群馬に招いて多くの医療関係者と共にその話を聞いた。塩谷氏は改革の結果、医師から看護士、事務の人に至るまでが自信を取り戻し、そのことが良質の医療の提供につながったと語った。

◇全国で自治体病院の医療崩壊が続いていた。総務省の資料によれば全公立病院973のうち75%に当たる726病院が経営赤字に陥っていた。そこで国は全ての公立病院に対し平成20年度中に改革プランを作り3年間で黒字の達成を目指すよう要請していた。この時、県立4病院の累積赤字はおよそ120億円であった。

◇小規模企業経営者の小規模な集りで群馬県中小企業憲章について話した(9日)。この憲章が作られるまでのいきさつとその意義について説明すると、皆真剣に耳を傾けていた。

 難産であったこの憲章がついに成文化され10日県報で公布される。東日本大震災後の今日、中小企業の存在意義は一段と大きくなった。国は、「国の経済政策の根幹に中小企業を据えよう」と昨年6月「中小企業憲章」を制定した。

「群馬県中小企業憲章」では、「未来を担う世代が中小企業に誇りと夢を持てるようその重要さを伝えます」、あるいは、「施策の立案実施にあたっては中小企業の立場に立ち経済環境の変化に対応し常に迅速かつ適切な対策を講じます」などが光る。これをいかに活かすかが今後の課題だ。そのために7月26日、中小企業庁から講師を招いてセミナーを開く予定。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。

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