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2011年6月14日 (火)

人生意気に感ず「御巣鷹日航機事故を活かす。イタリア・スイス・ドイツの脱原発」

◇毎日、新聞で死亡と行方不明者の数が表示される。死者の数が増え、行方不明者の数が減る。この数字の変化から、被災現場の深刻なドラマが想像される。被災地では瓦礫の中を今も愛する家族を探す人がいる。遺体安置所を訪れ行方不明となった肉親の手がかりを求める人がいる。

 大震災から3カ月が経過した今も、安置所には一日数体の遺体が運びこまれているという。そして、死者の数が増え、行方不明者の数が減っていることは、必死の確認作業と遺族等の執念が成果を上げていることを示すものだ。

 山と積まれた遺体は身元が確認されなければ行方不明者のままだ。それでは遺族が困るのはもち論、行方不明扱いの死者が浮かばれない。大規模災害の場合、身元の早期確認は人間の尊重と不可分に結びついている。

◇大規模災害に際しての遺体の身元確認作業のマニュアルを作っておくことは危機管理の重要な一環である。一九八五年(昭和60年)の上野村の日航機墜落事故の時は、身元確認作業で歯科医師が重要な役割を果たした。最後は歯が決め手となることが多かったのである。私の知人で歯科医の大國勉さんは正に命がけの活躍をされた。クリスチャンとしての使命観に燃えていたと思われる。

日航機事故の一年半前、県内の医師、歯科医師有志は、「県内でも予想される大規模災害・事故に備えて検屍および法医学の研さんを行う」事を目的として、群馬県警察医会を設立していた。それが役に立った。

◇岩手県の身元確認において、岩手県歯科医師会の動きは早かった。地震の夜には方針をかため、翌日の朝には県警と歯科医師会は協議を進めていた。それは、県歯科医師会が、日航機墜落事故を受けて大規模災害時に県警と協力する旨の覚書を結び、それに基づく講習会などを行っていたからだという。御巣鷹山の日航機事故の教訓が東日本大震災で活かされていることを今、かみしめている。

◇イタリア国民は、国民投票で脱原発の意思を圧倒的な数字で示した。「イタリアにとって歴史的な出来事だ」、「原発は時代遅れだとフクシマの事故で確信した」デモの人々はこのように叫んでいる。この影響は世界に広がる。既にドイツ、スイスが脱原発を決めた。「フクシマ」は、ナガサキ、ヒロシマ以上の人類史上の出来事になる。日本人の決意と技術力で新エネルギーに道を開き世界に示す時だ。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。

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