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2010年5月28日 (金)

人生フル回転「五月議会で議長選出。人間魚雷の元特攻隊員と会う」

◇議会開会日の恒例の朝食会で私は口蹄疫対策を提案した。宮崎の惨状は県行政が適切で迅速な対策をとらなかったことも原因となっている。このようなとき、議会の政治的決断は非常に重要である。本県としては、万一に備えて議員による特別対策チーム(仮称)のようなものを立ち上げるべきだというもの。政調会長が皆にはかって実現させることが決まった。

◇五月議会初日の最初の課題は新議長の選出である。例によって「一身上の理由による」議長の辞職願が出される。法律上の任期は4年なのだが、1年で辞職して次の者に譲ることが恒例となっている。議会改革が進む中で、最大の陋習(ろうしゅう)だと私は思う。陋習とは悪いならわしという意である。

 自民党の県議で期数を重ねれば誰でも議長になれるという事は、本来大変重い筈。議長職をはなはだ軽いものにしている。いずれはこの弊風を改めねばならない。

 第84代議長は、47表中46票を得て関根圀男氏が当選した。他の1票は早川昌枝氏であった。

 各委員会委員の選任が行われ、私は、産経土木常任委員会、及び、「ググッとぐんま観光推進特別委員会」に属することになった。今年から来年にかけての県行政最大の課題の1つは観光開発(DC)である。私は、特別委員会でこの問題に意欲的に取り組むつもりだ。

◇知事発言は口蹄疫問題で始まった。知事は宮崎の口蹄疫は、日を追って拡大し畜産業に壊滅的な打撃を与えている、本県でも牛や豚の農場等に対して緊急調査を実施して予防対策の徹底を図り、万一の発生に備え、早期の発見と被害の防止に万全の準備を進めると決意を述べた。

◇地域社会を図る楽しみの一つは、意外な人と出会うことである。昨日は、回天特別攻撃隊の生き残りだという老人に会った。

 この人は16歳の時、山口県徳山湾の海軍基地で終戦を迎えた。湾の一画に人間魚雷回転の秘密基地があった。特攻への志願をすすめる上官の手口は巧妙であったとこの人は語る。

 ある時1人の上官に呼ばれ、お前は優秀なので特攻隊員にするつもりで教育してきた、明朝素晴らしい返事を待っていると言われる。その晩、別の上官が来て、明朝断るような事があれば、それは海軍の方針に反することであって他に悪影響を与えるから内地には置かない、沖縄に回すと言われる。かくして、16歳の少年は特攻隊員にさせられたのだった。人間魚雷は上からハッチを閉められると中からは絶対に開けられない。

 私は靖国神社で見た黒い「回天」の姿を思い出した。それは、全体が魚雷であり、その中に入って操縦して敵艦に体当たりするのだ。いく分上気して語る老人の表情の陰に紅顔の少年の面影を見る思いであった。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「炎の山河」を連載しています。

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