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2010年5月23日 (日)

第4章 第二次世界大戦・そして敗戦

    太平洋戦争への軌跡

   ―空襲、県議会の動きー

こういう時に、ヨーロッパでは、ドイツが電撃作戦によって破竹の勢いで各国を征服していた。これを見て、軍部を中心として、ドイツと手を結んで南方へ進出すべしという空気が強まり、前記のように、日独伊三国同盟の締結へと進むのである。しかし、三国同盟の締結はアメリカとの対立をさらに深刻化させ、アメリカは遂に日本に対する石油の輸出を禁止する措置に出た。こうして日米の対立は決定的になり、1941年(昭和16年)12月、アメリカとの間に太平洋戦争が始まったのである。

太平洋戦争突入後初の群馬県議会は、昭和17年11月に開かれた。知事村田五郎は、次のような開会の辞を述べる。

「大東亜戦争の下、初の県会でございまして誠に意義深く感ずる次第であります。大東亜戦争が開始せられましてから早くも一年近くなりまして、其の間、皇軍将兵の勇戦と相まって、銃後県民またよく鉄石の団結をもちまして、各自の職域において最善を尽くし奉国の誠をいたしつつありますことは、誠に感謝感激に堪えないところでございまして、御同慶に堪えませぬ。併しながら、大東亜戦争は緒戦の段階を経て、戦争はいよいよ深刻になって来つつあるのでありまして、正に、今後非常に重大な闘いが行われてゆくと思われるのであります。幸いに、皆様方の御支援と百三十万県民のご協力とを得まして、いよいよ決意を固めて、もって滅私奉公(めっしほうこう)、前古未曾有(ぜんこみぞう)の非常事難のために微力を尽したいと存じます」

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「炎の山河」を連載しています。

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