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2010年5月11日 (火)

人生フル回転「口蹄疫の恐怖。五島市の対応をどうみるか」

22_5_11_2 ◇長崎県五島市とJAごとうが市民に南九州への旅行自粛を求める文書を作り、全世帯の85%に配布した事が長崎県で問題にされている。

 文書は、「五島の畜産を守りましょう」という題で、「口蹄疫の侵入防止の徹底を図るため、当面、南九州方面へのお出かけはできるだけ自粛してください」と書かれている。

 長崎県は、「畜産関係者以外にも自粛を求めるのは行きすぎ」と批判した。五島市の対応は口蹄疫の恐ろしさを示すものである。

 ウィルスの伝染力は非常に強く急速に広範囲に伝染していく。人の手足や種々の物体に付着して他に運搬されるといわれるから、五島市の対応も理解出来るのである。

◇08年10月世界遺産の調査で、長崎県の長崎市及び五島市を訪ねた。長崎市のキリスト教関連遺産は、群馬の富岡製糸跡と同時期に「世界遺産暫定一覧表」に登録された。その本登録に向けた取り組み等が調査の主目的であった。

 五島は隠れキリシタンの遺跡で有名である。のどかな島の光景が甦る。静かな海に囲まれた牧場で草を食べる牛の姿は島の平和を象徴している様だ。

 五島市は農業産出額のうち4割が畜産業で肉牛の年間産出額は約17億円である。

◇口蹄疫の損害は莫大である。感染した動物は、舌や口が痛いので、特殊な舌打ちのような動作を繰り返す。生き残った動物も採食が出来ないため体重が著しく減り乳量も激減する。

 そして、肉も売れなくなるから畜産業者の打撃は深刻だ。日本では長いこと発生はなかった。

 宮崎県では、先月20日から5月現在までの間に急速に広がっている。都濃町、川南町、えびの市などの牛と豚で殺処分された数は、6万2千匹を超えた。

 人と物の動きが激しい現代社会の事だから日本中に広がる恐れがある。本県の畜産業者は見えない敵の来襲に怯えていることだろう。

 本県畜産課は、口蹄疫のまん延防止のため以下のような注意事項を呼びかけている。

①発熱・流涎等異常と思われる家畜を発見したときは、至急管轄の家畜保健衛生所に通報願います。

②農場の立入を制限するとともに、車両・長靴、作業服などの消毒を厳にして下さい。

③根拠のない噂等により混乱することのないよう冷静な対応をお願いします。

④不明な点は管轄の家畜保健衛生所にお尋ね下さい。

◇日本で口蹄疫が発生した事は世界に衝撃を与えていることだろう。国際化の時代であるから、人と物の交流は国境を越えて頻繁に行われているからだ。

 東国原知事、宮崎県議会の動きを注目したいと思う。宮崎県の出来事は他山の石である。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「炎の山河」を連載しています

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