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2010年5月29日 (土)

  太平洋戦争への軌跡

 ―空襲、県議会の動きー

そして、村田知事は、予算説明の中では次のように述べる。「この壮大雄渾(ゆうこん)なる大東亜戦争を闘い抜く為には、国防生産力の画期的拡充を図り、大な軍需に応え、食糧の増産、貯蓄の増強をなすことが銃後国民の責務である。県政の処理に当っても以上の信念の下に130万県民と共に相携えて、政府の政策に協力し戦争目的完遂に力を致したい。さて、今回提案の昭和18年度の予算は、政府の方針に基づき、協力既定経費の節約を図るのは勿論、新規経費は、戦時下国策遂行上、真に緊急性をもち実行可能にして、効率をあげ得べきものに限定し、一層重点主義と効率主義との観点から較量勘案(こうりょうかんあん)を加えた」

 また、この県会では、次のような決議がなされた。

「大東亜戦争開始せられてよりここに一年、皇軍将兵の勇戦奮闘により、帝国の武威(ぶい)を内外に宣揚(せんよう)せられつつあるは誠に感激に堪えず。然りと言えども、大東亜戦争は、緒戦の段階を経たるに過ぎず、戦いはまさに今後にありというべく、敵性国家軍を徹底的に激滅して、もって大東亜共栄圏の確立を期せざるべからず。我等は政府の施策に信頼し、堅忍持久(けんにんじきゅう)よく困苦に耐え、いよいよ鉄石の団結をもって、戦争完遂に邁進(まいしん)せんことを期す。右決議す」

昭和17年11月16日

群馬県会議長 菅谷勘三郎

内閣総理大臣 東条英機閣下

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「炎の山河」を連載しています。

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