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2010年4月22日 (木)

人生フル回転「前商の記念式典。全国学力テストの意味」

◇学校の大きな記念式典に出るとその学校の歴史や校風がよく分かるものである。県立前橋商業高校の新校舎落成記念式典に出た(21日)。長い歴史のある高校だが私が式典に出るのは初めてのことである。

 前商は、大正9年(1920年)4月26日に商業人の育成を目指して開校した。時あたかも、恐慌の真っただ中で、生徒は大変な緊張感をもって開校式に臨んだに違いない。

 この年3月株価が暴落、経済界は恐慌に見舞われ、本県主軸産業の繭糸業界と織物産業は大打撃を受けた。5月には県内銀行の取り付け騒ぎも起きた。

 前商は、正に騒然たる社会情勢の中の船出であった。同校の校歌には、「乱れ飛ぶ雲を払いて起てや」(1番)とか、「吹き荒ぶ風に乗じて起てや」(3番)などの句が見られるが、これらには、時代の風に立ち向かう気概が示されている。

 これらの校歌は、今日の無気力といわれる若者たちには、同校の厳しい歴史を示すとともに叱咤(しった)の鞭としての意味がある。口ずさみながら校歌とはこういうものかと思った。

 井田信夫同窓会長は、このような素晴しい校舎をもらったのだから、中味もそれにふさわしくないと校舎が泣くと発言、小池茜生徒会長は、前商生の誇りを持ち、前商魂を忘れないと謝辞を述べた。

 3万6千人を超える卒業生は各界で活躍している。同窓会長の井田さんはサンヨー食品の元副社長で、現在中曽根弘文後援会長として、間近に迫った参院選夏の陣に向け必勝を期して闘志を燃やしている。

◇全国学力テストが実施された(20日)。過去3回は全校参加だったが、今回は予算削減のため抽出方式となり、選ばれた学校は30.7%。本県では県下の公立校のうち27.6%が選ばれた。

 選にもれた学校も希望により自主参加できる。選にもれた学校の6割が自主参加をした。これは自校の学力の位置を知りたいと望む保護者が多いことを示すものだろう。

 全国1位の秋田県では家庭学習の定着など1位になるだけの努力と工夫をしている。また、最下位の高知県は課題克服に真剣になっている。

 本県の課題のひとつは、考える力や応用力が弱いことである。各自治体が学力テストの結果を今後に活かすことが何よりも大切なことだ。

 昔は国が教育を支配する手段になるとして、学力テストの違憲性が問われたことがあったが時代は変わった。今は、地域が自主的に学力対策に取り組む契機になりつつある。本県では来年から独自の学力調査を行う予定である。(読者に感謝)

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