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2010年4月30日 (金)

人生フル回転「死刑を破棄した最高裁。ブナの木の法要」

◇死刑判決を破棄し差し戻した27日の最高裁判決は、一般国民にとって衝撃的である。なぜなら一度、高等裁判所で死刑の判決を受けた人が一転して最高裁で、無罪となる可能性が生じたのであり、このことは、裁判とは、そんな微妙なものなのか、ちょっとした見方の違いで、死刑になったり無罪になったりするのか、という感じを抱かせるからである。

 また、裁判員裁判との関係では、このような難しい刑事事件の裁判に素人の一般市民が関わることを意味し、裁判員には大きな負担となるからである。

 このような二重の意味で、明日は我が身、という切迫感でこの事件を見詰めねばならない。この事件はどのようなものだったのか。

◇04年4月大阪のマンションで、主婦とその長男が殺された上放火された事件である。殺人と放火の罪に問われた森健充被告は、一審で無期懲役、二審で死刑の判決を受けた。

 27日の最高裁は、この一、二審を破棄して審理を大阪地裁に差し戻したのである。極めて異例のことといわれる。

 森被告は、一、二審の公判で一貫して否認した。直接の証拠はなく、犯人ではないかと推認させる情況証拠(間接証拠)のみであった。

 その情況証拠で最も重視されたものは、現場マンションの踊り場のたばこの吸い殻から検出された被告の唾液である。再高裁は、これにつき、「事件翌日に採取されたというのに茶色に変色しており、事件よりかなり前に捨てられた可能性が否定できない」と疑問を示した。

 そして、このような状況証拠のみで、有罪とするには、その状況証拠の中に、被告が犯人でないとしたら説明がつかない事実が含まれている必要があるとした。

これは、「疑わしきは被告に有利に」と言う刑事訴訟法の原則を適用した結果である。

◇劇団ブナの木代表の大野さんの一周忌が劇団のけいこ場で行われた。祭壇の側にスクリーンが設けられ、だいだらぽっちを演ずる大野さんが映された。

 私は劇団の顧問である。また、私が代表を務めるNPO・群馬情報バンクが劇団に協力している。ブナの木は、県内外の小学校等で年間非常に多くの上演を行っている。

 献杯に立った私は、子ども達に夢を提供するブナの木の役割は大きい、劇団の事業を発展させることが大野さんの意志に報いることだと挨拶した。

◇群馬県書道協会の顕彰祝賀会に出た(29日)。協会の2人が、それぞれ県総合表彰、県文化奨励賞を受けた。中曽根弘文さんと私が協会の顧問を務める。

 中曽根さんのあとで登壇した私は、中曽根さんは選挙の事に触れませんでしたが、夏の参院選には、元文部大臣を頼みますと挨拶した。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「炎の山河」を連載しています。

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