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2010年3月16日 (火)

人生フル回転「現地でみた八ッ場ダムの現実。暴力団排除条例」

◇私が久しぶりに目にした光景は、吾妻渓谷に展開する凄じい建設現場だった。谷の上空にかかる橋、山の中腹を抉(えぐ)る無数のトンネル、山の斜面を切り開いて設けられた住宅用地、その間を縦横に走る新しい道路等々。これらは皆、ダム建設を目的として計画されたものであった。今さら、ダムを中止するとは何たることかと改めて思った。

 15日、八ッ場ダム対策特別委員会は朝9時に議事堂をたって八ッ場ダム現地を視察した。雁ヶ沢ランプ、雁ヶ沢トンネル、茂四郎トンネル、川原湯地区代替地、湖面2号橋などを見た。

午後、やんば館で町長や町議会の人たちと意見交換会を行った。八ッ場ダムの問題は長野原町等地元だけの問題ではない。むしろ下流都県の治水・利水に関わる問題なのだ。

 しかし、利根川下流の人々の意識は薄れつつあるのに対し、地元の人たちは毎日、24時間、八ッ場の重圧と緊張から逃れることが出来ない。そして、時の政権と直接対峙の場におかれている。地元、県、そして、下流都県が一体とならねば道は開かれない、と改めて痛感した。

 「地元の私たちを犠牲にしないでくれ」という町長の声が胸に刺さった。また、町会議員・星川由紀子氏の、「大人は子どもをだましてはいけない、そして、大臣は子どもをだましてはいけない」という声は、「八ッ場」が教育の問題に深く関わっていることを人々に訴えていた。

◇私は視察のバスの中で、橋脚の耐震性について工事事務所所長に質問した。最近、大きな地震が頻繁に起きている。東北地方で震度5の地震が起き、群馬でも震度3のゆれが生じたのは、2、3日前のことだ。天にそびえるように立つコンクリートの橋脚は、大地震のエネルギーに対していかにもひ弱に感じられた。答えは、阪神大震災程度の地震に耐えられる構造になっているとのことであった。

◇私は、12日の常任委員会で暴力団排除条例の制定につきただした。暴力団は社会の最大の敵である。これを撲滅するためには、地方の官民が一体となって協力するための環境とシステムを作らねばならない。それが暴力団排除条例の意義である。私は、これ迄にも、この条例の制定を提案してきた。

 県警は、条例制定に向けてアンケート調査してところ、5550人中、4212人、75.9%が条例の制定に賛成したことを明らかにした。

 手本とすべきものは昨年10月13日福岡県議会が可決した全国初の条例である。その直後私たちは福岡県議会を訪ねてこの条例を調査した。

 条例のポイントとして、暴力団員に対する利益供与の禁止、暴力団が利益供与を受けることの禁止、中学生高校生等を暴力団に加入させないための教育、暴力団の排除に資する民事訴訟のための費用の貸付等がある。本県の特色を活かした条例をつくるべきである。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「炎の山河」を連載しています。

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