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2010年3月26日 (金)

人生フル回転「振り込め詐欺の首領に懲役20年。ドクターヘリのこと。」

◇平成21年版警察白書は、特集「日常生活を脅かす犯罪への取り組み」の中心に振り込め詐欺を取り上げている。

 警察の使命の第一は、市民の日常生活の安全を守ることである。そして、今日、あたかもビジネスを行うように、市民の日常生活に食らいつきその生き血を吸い続けるのが振り込め詐欺である。従って、警察は、威信をかけてその撲滅に全力をあげているのだ。

 東京地裁は、24日、仲間からキングと呼ばれた振り込め詐欺団首領に懲役20年を言渡した。

 グループは、計約一億四千六百万円をだまし取った。裁判長は、「グループは高度に組織化され職業的に振り込め詐欺を繰り返した、そして被告は、複数の実行グループを統率した犯罪集団全体の主宰者」と指摘した。

 このキングと呼ばれた戸田被告等に対しては、被害者役100人が訴訟を起こし、うち34人分約一億七千万円の賠償を命じる判決が出ている。

 この種の犯行グループは20歳代と30歳代前半の若者が多くを占めるといわれる。厳しい判決が出たことは、罪の意識をもたない彼らに対する効果的ないましめになるに違いない。

◇金融機関で口座を不正開設して詐欺容疑などで逮捕された者が、本県では昨年1年で47人いた。他人に利用させる目的を隠して自己名義の口座を開設し、口座やキャッシュカードを手に入れる行為は、金融機関を欺して物を得ることだから詐欺罪になるのだ。

 このような口座の不正開設が急増し、それは、振り込め詐欺の温床になっているといわれる。逮捕されたある男は、ヤミ金融業者に、通帳を渡せば元金や金利を減額するともちかけられて犯行に及んだという。

 自分の口座を開くことには、罪の意識をもたない人が多いと思われる。現代社会は、油断すると、犯罪に加担し、また犯罪に巻き込まれてしまう。振り込め詐欺は、現代社会の難しく便利なシステムを悪用する犯罪で、これを許すと、信頼関係で成り立つ市民社会の基盤が崩れてしまう。

日赤病院の知人を見舞い、その折、事務局を訪ね、建て替え問題やドクターヘリについて話した(25日)。私は、前橋日赤病院の経営審議委員をしている。

 日赤は県が始めたドクターヘリの拠点である。ドクターヘリは、医師が乗り込んだ救急ヘリコプターで、空飛ぶ病院である。ヘリの維持費は、県と国が半分ずつ負担する。

 県内どこでも約20分で行ける。医師が少ない山間部などには大きな救いとなり、医療の地域格差を埋めることにもなる。

 昨年2月18日にスタートして1年が経った。今年3月18日迄の出動件数は328件。ヘリが離着陸できるランデブーポイントは、校庭、公園など県内473ヶ所。出動の判断は消防署が行う。市民との接点は119番である。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「炎の山河」を連載しています。

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