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2010年3月30日 (火)

人生フル回転「中国毒ギョーザ事件の解決。ブルブルの花見」

◇中国毒ギョーザ事件が解決に向けて大きく動いた。千葉県や兵庫県で中国製ギョーザを食べた10人が中毒症状を訴えたのは08年1月こと。

 この度、中国公安当局は、天洋食品の元従業員が殺虫剤メタミドホスを注射器でギョーザに混入させたことを明らかにした(28日)。呂容疑者は正社員になれないことなど工場に対する恨みから犯行に及んだという。

 容疑者の呂は山間部から出稼ぎに出ていた。彼の実家は、水道や電話もなく年収は2万7千円余りという貧しさ。この事件から、貧しいながらも落ちついていた中国の農山村地帯が自由主義経済が進む中で大きく変容しつつあることを感じる。

 中国産食品から有毒物質が検出されたという報道は、この事件以前も跡を絶たなかった。しかし、この毒ギョーザ事件は、故意に毒物を混入した疑いがある点で、それまでの残留農薬検出事件とは質的に異なっていた。中国当局が異例の記者会見をして一部のメディアに容疑者拘束の事実を公表したのは、不正に対して断固とした姿勢を示す事により中国製品に対する世界の信用を回復したいと考えたからに違いない。

◇忘れている人が多いだろうが、このギョーザ事件は、本県でも大騒ぎになった。08年2月1日の私のブログには次のような記述がある。

「県食品監視課は、千葉県、兵庫県で食中毒を起こした中国製ギョウザと同一食品の2種類が県内店舗で販売されていることを発表した。それは、『CO・OP手作り餃子』と『中華deごちそうひとくち餃子』で、これまでに『CO・OP手作り餃子』を食べて下痢や吐き気を訴えている人が8人いる。相談窓口、問い合わせ先は、県食品監視課及び各保健福祉事務所である。県は、販売店に販売の自粛を要請した。全国の多くの県で被害が発生、その数は400人を超え中には意識不明の重体になった人もいた。中国は眠りから醒めて金もうけに狂い出した巨大モンスターのようだ。モンスターの吐く毒気に国の検査機関はお手上げなのか。信用できない状態だ」と。

 今回、中国当局が長い時間と努力を払って自ら容疑者を突き止めて公表した事は、巨大モンスターが冷静さと余裕を示した姿にも見える。

◇月1のバスツアー。今月は花見コースだった(28日)。横浜の三渓園、東京は千鳥ヶ渕と北の丸公園、いずれも花は5分咲きであった。予定よりも大幅に遅れたのは寒さのせい。真冬に戻ったような寒さだ。花は寒さに敏感である。黒いごつごつした幹の下に繊細な神経が通っていて開花をためらっているのだろう。北の丸公園近くでは、靖国神社の春の大祭が行われており露店が並び人がごった返していた。人の波の中に入ると寒さもやわらぐ。異常気象は複雑な波をつくって押し寄せる。今年の夏が心配だ。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「炎の山河」を連載しています。

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