« 人生フル回転「巨大地震の影響。チリとの新しい関係。ブラジルの動き。」 | トップページ | 人生フル回転「たまゆらの悲劇。八ッ場ダム勉強会。」 »

2010年3月 4日 (木)

議員日記・人生フル回転「偽の美術品購入・死刑と体面した裁判員裁判」

◇01年開館の県立館林美術館の目玉として購入された多くの彫刻が「没後鋳造品」や「偽物」であったことが昨日(3日)の本会議で追求され、生活文化部長は、購入前の調査不足を認めた。

 問題の彫刻は、ロダンの助手を長く務めたフランスの彫刻家フランソワポンポンの作品。約1億4千万円で購入した34点は、没後鋳造品でしかも、ポンポンが自分の死後の鋳造を禁じていた。この他の3点は「偽作」と指摘されたもの。

 没後鋳造品の多くは、民家風の別館に、作家名やタイトルも付されず棚に置物のように並べられている。美術評論家は、「なぜ事前に十分調査しなかったか疑問だ」と話している。

 これらは、県が館林美術館開設のため95年から98年にかけて業者から購入したもの。民間の取引なら業者に対し訴訟の手段を取るなど厳しい対応に出た筈だ。県民の税金で買ったことからすれば、県は、それ以上に厳しい手段で対応すべきであったと思われる。県議会も、当時、きちんとチェック出来なかったことが悔やまれる。このままでは済まされないことだ。

◇死刑を決める場面になったら裁判員は耐えられるだろうかと成行きを注目していた鳥取地裁で、遂に2日判決が下された。被告は2人を殺害し、強盗殺人で起訴されていたので、従来の判例からすれば、死刑もあり得たわけであるが、検察側は無期懲役を求刑し、裁判長も無期懲役を言い渡した。この間裁判員は、大変な重圧を経験したにちがいない。

 この事件は、2月23日に審理が開始された。そして4日目の審理が開かれた26日、検察側は一定に同情の余地は否定出来ないとして無期を求刑したが、被害者の遺族は死刑を求める者と無期懲役を求める者と別れた。だから、裁判員は死刑にも向き合っていたのだ。ある裁判員は「死刑、無期懲役と、場面に合わせて話し合った」と語った。

 死刑も有り得る事件が裁判員裁判で審理されたのは初めての事であった。だから多くの市民は、自分が裁判員に選ばれたらどうしようという思いでこの事件を注目していたに違いない。凶悪事件が続く昨今の状況から、必ずや裁判員裁判で死刑の判決が下される時が来る。

 前橋地裁でも、これまで5例の裁判員裁判があり、多くの県民が注目してきた。その中には、性犯罪や暴力団幹部の事件もあった。

 裁判員制度が始まって、司法制度と刑事事件が身近になった。いままで、専門家だけが関わることが当然と考えられた司法の世界に一般市民が参加することになった。市民の責任は大きい。民主主義が大きく前進するか否かは市民の肩にかかる。死刑の是非も改めて市民の感覚で論じられることになるし、捜査の第一線に立つ警察の役割も厳しく問われることになる。5日から警察と教育の常任委員会が始まる。学校教育の場で裁判員制度に関して教えることの重要性を指摘したい。(読者に感謝)

|

« 人生フル回転「巨大地震の影響。チリとの新しい関係。ブラジルの動き。」 | トップページ | 人生フル回転「たまゆらの悲劇。八ッ場ダム勉強会。」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 議員日記・人生フル回転「偽の美術品購入・死刑と体面した裁判員裁判」:

« 人生フル回転「巨大地震の影響。チリとの新しい関係。ブラジルの動き。」 | トップページ | 人生フル回転「たまゆらの悲劇。八ッ場ダム勉強会。」 »