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2009年10月 2日 (金)

「谷垣総裁と意見交換。前原大臣に意見書を渡す」

◇「八ッ場ダムの帰すうは群馬県がいかなる役割を果たすかにかかっています」、「このダムの推進は、国と1都5県が法律に基づいて実施している共同事業であります」「政党ではなく国が国民と交わした約束をマニフェストに書かれたからという理由で一方的に破ってもよいものでしょうか」私が、このように主張して提案説明した、国に対する意見書は、1日の本会議に於いて賛成多数で可決された。

 この意見書は、群馬県議長・原富夫の名で、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、及び、国土交通大臣にあてて提出することになる。あて先で一番重要なところは、国土交通大臣である。

 国土大臣も重く受け止めているのであろう、前原大臣、今日(2日)午後5時40分、意見書を直接受理すると言ってきた。八ッ場ダム推進議連会長の私は、他の幹部と共に議長に同行して国土交通省に向かうことになった。前原国交省に対し、意見書と共に私たちの決意を伝えたいと思う。

◇先月28日、自民党総裁に選ばれた谷垣禎一氏が、今日(2日)地元住民との意見交換のため長野原町を訪れる。場所は長野原町与喜屋にある山村開発センターである。与喜屋の地名は、その昔、源頼朝が狩りに来た折り素晴しい景色に心を打たれて、「よきや」と叫んだことに由来するという説がある。

 私は、吾妻川南岸の与喜屋林道を歩いたことがある。浅間山の北麓に当たるこのあたりは緑が海のように広がる静かな丘陵地帯である。今から226年前(天明3年)、浅間の大爆発によってあふれ出た泥流は、人馬も森も呑み込んで一気に吾妻川に流れ落ち渓谷を埋め尽くした。いかにものどかなこのあたりの景色から地獄のような光景を想像することは難しい。実は、いつかは繰り返される浅間の爆発と八ッ場ダムの関係を問題にする意見もあるのである。

 午前10時に開かれる意見交換会は大がかりなものになる。出席する国会議員は、谷垣総裁、石破政調会長、尾辻参議院議員会長、金子前国土交通大臣等、それに本県選出の佐田、中曽根、山本の各氏が加わる。

 意見と要望を述べる側は、大澤知事、長野原町と東吾妻町の町長や町議会議長の他、各地区のダム対策の関係者等である。

 八ッ場ダムは、国家事業として国が計画したものである。だから、国会議員には大きな責任がある。それなのに、国会議員は何もしないという批判があった。官僚が計画した事だと軽く考えるような議員がいるとすれば、それは、国会議員であることを自ら否定するのに等しい。自民党が大敗した理由の一つに、「官僚支配、官僚任せ」が指摘されている。倦土重末を期す自民党にとって、八ッ場ダムは試金石となる。そして、今日の意見交換会は正念場だ。この事は、県会議員にとっても同様である。この会議の成果を胸にして午後前原さんに意見書を渡す。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「遙かなる白根」を連載しています。

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