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2009年10月27日 (火)

「酒井法子の涙は何を意味するのか」

◇一般傍聴席20席を求めて6615人が長蛇の列を作った。酒井法子の初公判を目当てにする人々である。傍聴席の抽選は日比谷公園で行われた。倍率は330倍で過去最高。これは、いかに世間の関心が高いかを示している。

 26日酒井法子の初公判が東京地裁で行われた。酒井は起訴事実を全面的に認め、軽率な行為により世間を騒がせ多くの方々にご迷惑をかけ申し訳ありませんでしたと述べた。

 検察側は、有名な芸能人の犯罪であることを考えれば非常に重い責任を負うべきだとして1年6ヵ月の懲役を求刑、一方、弁護側は、執行猶予付判決を求めた。

 美しい顔に涙して更生を誓う姿を想像すると心情として許してやりたくなる。しかし、そうあってはならない。もし、仮りに執行猶予となれば、その悪影響は測り知れないからだ。

 今、青少年の間に薬物が広がり深刻な社会問題になっている。その責任の一端は芸能界の薬物事情にあると思う。繰り返し、繰り返し、有名人が検挙され、大騒ぎになり、しばらくすると許されて芸能界に復帰するようなことが行われてきた。これでは、青少年が犯罪の重大性を認識せず、格好いいと憧れてしまうのは無理のないことといえる。

 私は、薬物依存症におちた人々を救う活動に関わっているが、体験者の話を聞くと正に地獄である。女性常習者の多くは性の快楽の奴隷になってしまうとも言われる。女性をそのように扱う暴力団員の存在も指摘されている。決して許される事ではない。酒井法子を厳罰に処せるか否かに、今日の日本の社会の薬物状況の動向がかかっているといっても過言ではない。

◇薬物に関する犯罪には重い刑罰が科せられることを社会は認識すべきである。酒井法子が問われている覚せい剤取締法は、その所持や使用に10年以下の懲役を定めている。また、大麻に関しては、大麻取締法が、みだりに栽培した者には7年以下の懲役、所持、譲り受け、譲り渡した者には5年以下の懲役、使用したものには5年以下の懲役をそれぞれ定めている。

 日本の刑は軽いといわれる。覚せい剤犯罪については、シンガポール、マレーシア、タイなどのアジア諸国では死刑を、アメリカでは無期懲役を、それぞれ最高刑として定めている。日本の最高刑は10年だから、これらの外国と比べたときの軽さは歴然としている。アジアから日本に薬物が流れ込むことには、このような刑罰の軽さが一因となっているかも知れない。

◇11月7日から中国山東省を訪ねることになった。孔子ゆかりの宥座の器を孔子記念館に納めることが目的である。現代の名工・針生清司さんが13年の歳月をかけて完成させた。日中議員連盟の仕事として行く。省政府の要請で、私は曲阜師範大学で記念公演をすることになった。ふるさと塾の要領で映像を使うつもりだ。そろそろその準備にかかろうと思う。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「遙かなる白根」を連載しています。

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