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2009年10月28日 (水)

「訪中団の結団式・県立病院の医療ミス」

◇来月から行われるに日中議員連盟による山東省訪問の結団式を行い私が団長になった。目的は、孔子生誕の地曲阜市に孔子ゆかりの「宥座の器」を届けることである。今年の4月山東省の人民政府を訪ねた時、宥座の器のミニチュアを示し、やがて孔子と等身大のものを届けることを約束した。現代の名工・針生清司氏が心血を注いで完成させ、約束を果たす時が来たのである。結団式に参加した針生さんは、宥座の器について語った。56年間の板金工の人生の途中、25歳で宥座の器に出会い夢中になった。中国にも機能する「器」がない事を知り、それを作ることを思いたったのだ。「私の人生は狂いました」と針生さんは笑った。

 孔子は、満ちて覆らない者はいないといって、この宥座の器で中庸の徳の大切さを教えた。宥座の器では、4本の支柱に支えされた横木から鎖で壺が下げられている。八分目位水を入れると正しい姿勢になり、いっぱいにすると傾いて水はこぼれてしまうのである。飽くことなく欲望を求めて自滅する現代人を象徴するようだ。現在、中国で孔子の論語がブームになっていることは、中国でも物質万能の拝金主義に対する反省が起きていることの現われと思われる。日中両国で共通の社会的背景があることが、今回の「贈呈」を進めることになった。贈呈式は、11月9日午前曲阜の孔子研究院で行われる。

 なお、この日の午後、私は、山東省政府の要請を受けて曲阜師範大学で記念講演を行うことになっている。群馬の自然、産業、文化など紹介し、今後の交流の基礎に出来ればと願っている。大学はその国の知性と文化を現し、学生の姿はその国の前進する姿を示すものだ。それに接することに意義を感じる。

 思い出すのは、昨年11月、大連外国語学院で群馬県立女子大との連携の調印式の後、同大学で記念講演をした時のことだ。大連市から旅順市へ移った広大なキャンパスでは、身を切るような寒気の中で多くの若者が生き生きと動いていた。私の話に私語をする者もなく耳を傾けていた。私は彼らの姿に新生中国のエネルギーを感じた。曲阜師範大学で私を待つものは何か。未知との遭遇に私の胸は高鳴るのである。

◇県立病院の医療事故・ミスの多さに驚いた。08年で764件、ヒヤリ・ハットの例は3089件で、いずれも過去最多である。県民の生命を預かる県立病院は反省しなければならない。しかし、小さなミスまでオープンにして原因を究明し対策を立てる姿勢は評価できる。医療事故で最多は患者の転倒・転落で全体の4分の1を占める。これは、高齢者の増加を示すものであろう。医師・看護師の慢性的な不足も要因だ。これらを踏まえた上で、医療従事者のレベルアップ、及び、志気・使命感の向上が重要だと思う。私たちも共に頑張りたい。(読者に感謝)

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