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2009年10月13日 (火)

「南太平洋の巨大地震はただ事ではない」

◇自民党の歴史的大敗、日本の民主主義の歴史の上で初めてといえる政権交代、蜂の巣を突いたような八ッ場ダムの騒ぎ、じわじわと押し寄せる新型インフルエンザの恐怖等、次々と襲う衝撃的な出来事に対して私たちは、ほとんどなす術を知らない状態だ。ある魚屋のおじさんが、「今年は、ナメクジやカエルがうんと出ている、何か大変な事が起こるような気がしますよ」と言った。天変地異を指しているのだ。私は直ぐに大地震の事を思った。

 私のこの不安を増幅させるように、12日、2つの地震が報じられた。長野県木曽町地方の地震は、マグニチュード(M)3・6、震度4、福島県会津地方のは、M4・9、震度はやはり4であった。そして、これらの地震は、先日の静岡県駿河湾の地震を思い出させた。

 8月11日未明静岡県で起きた地震は、震度6弱で、マグニチュードは、6・5であった。死者1名、負傷者319名を生じ、御前崎市の浜岡原発が自動停止した。地震による原発の自動停止は、07年の中越沖地震における柏崎刈羽原発以来である。

 静岡市では、「ついに来た」と思った人が多かったようだ。必ず来るといわれている巨大地震、東海地震のことだ。気象庁は、「東海地震ではなくその前兆でもない」と発表した。人々の不安を抑えようとしていると思えるが、「近づいた」と受け止める真理を否定することは出来ないだろう。静岡県で震度6以上の地震は、1944年の東南海地震以来である。

 私は、これら国内の地震を、最近の世界の巨大時地震と結びつけて考えてしまう。素人の感覚としては、地球の球面を絶えず動き押し合っている壮大なプレートの影響と考えたくなるのは当然だろう。9月30日と10月8日に、日本の南方の南太平洋を中心に巨大地震がたて続けに発生した事はただ事ではない。

9月30日、2つの巨大地震が起きた。最初は南太平洋サモア諸島の西沖で、午前2時48分、マグニチュード8・4、二つ目は、インドネシアスマトラ島沖で、マグニチュードは7・6であった。これらの地震による被害の惨状はまだ記憶に生々しい。

 10月8日には、南太平洋で3つの大地震が相次いで起きた。パプアニューギニアの南東バヌツア近海でのこと。午前9時3分ごろ、マグニチュード(M)7・8、15分後には、7・7()その約1時間後に7.3(M)の大地震が同じ海域で起きた。バヌツアは、ポートビラを首都とする人口約16万人の共和国である。

◇南半球の巨大地震がプレートの相互作用の関係で、日本列島の巨大地震の引き金になり得ると説く人がいる。その兆候として、房総半島太平洋岸では磁気の大変な異常が観測され、それは、地殻内部のすさまじいプレートの圧力が原因らしいという。大自然の力をおそれる気持を大切にしなければならない。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「遙かなる白根」を連載しています。

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