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2009年8月18日 (火)

「歴史的な戦いが始まった。新型の恐怖再び」

◇遂に歴史的な朝を迎えた。午前8時、同時刻に尾身、佐田両陣営は、それぞれ総社神社、東照宮で必勝祈願祭を行う。神殿で古式にのっとって必勝を祈る時、戦国の武将もこのようにして出陣したのだろうと想像し、選挙が戦いであることを改めて思う。長いこと、群馬一区では負けることを予想しない選挙が続いたが今回は違う。文字通り天下分け目の戦いとなる。私は尾身陣営の選対本部長として総社神社に向う。最善を尽くそうと思う。

◇午前10時からグリーンドームで出陣式が行われる。尾身、佐田両候補者の決意表明には4分が許されるが後は全ての持ち時間が1分である。1分間は短いようで、かなり話せる。中味のある話を1分内で行うことに弁士の力量が問われる。聴衆の中には時間を見ている人もいる。弁士の中には、かなり話して、これでちょうど1分です、と断る人もいる。

 私は、次のような挨拶をしようと思う。かつてない逆風で、最大の試練の時を迎えた、この国のために、私たちの未来のために全力を尽くさねばならない、今、日本は危機にある、こういう時こそ、経験と責任力が求められる、私たち一人一人が候補者になったつもりで、真心をもって有権者に語りかければ、ムードに乗って流れる票を食い止めることが出来る、必勝を信じて最後まで、頑張り抜こう、と。

◇新型インフルエンザが不気味だ。出現する前は、宇宙から未知のウィルスが現われ人類はバタバタと倒れるだろうと恐れられた。しかし、現実は違った。豚からというのも以外だったが弱毒性で大した事はないと分かり一時の空港のパニック状態が嘘だったように社会の感心は一気に醒めた。今、新型インフルといってもほとんどの人は関心を示さない。

 しかし、私は重大な状況が進みつつあるように思えてならない。県議会では早くから新型に警鐘を鳴らしてきた私である。この歴史的な選挙の日に小さな警鐘を鳴らしたい。

 15日、沖縄で、国内初の死者が出た。世界の死者は今月6日で1462人だという。沖縄の人は、57歳の男性で人工透析を受けていた患者だった。このように人工透析を受ける患者は国内で26万人いるといわれる。その他、妊婦、糖尿病、ぜんそく患者も新型にかかると重症化しやすいと言われてきた。弱毒性でも新型が蔓延すれば、持病を持つ人が感染するのは必然で、今回の死者は、今後の予想される事態を暗示するものだ。

 夏なのに、新型は衰えない。現在、冬である南半球の状況は凄い。それは、今年の冬の北半球の姿だ。そして、最も恐れることは、世界的大流行の中でウィルス自体が変異することである。既にタミフルに耐性を持つ新型ウィルスの例が報告されている。地域社会の対応力が問われる時が本当に来ると思う。壮大な予行演習は終わりつつある。それを活かすときが来る。(読者に感謝)

★土・日・祝日は、中村紀雄著「遙かなる白根」を連載しています。

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