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2009年8月 3日 (月)

「出陣式、夏祭りの出来事、裁判員裁判開始」

◇自民党衆議院の出陣式が行われた(1日)。福田前総理、中曽根外相も出席した。私は、「64年前の暑い8月を思い出します」と切り出して挨拶した。福田さんは、「目先きの事ではなく、日本の将来を賭けた選挙です。空気は変わりつつあります」と語りかけた。空気とは、嵐のような民主党の風が微妙に変化しつつあることを言っているのだろう。中曽根外相は、「国民の生命、財産を守れるのはどちらかを問う選挙です」と延べ、クリントン長官からインド洋の給油を感謝され継続を求められたこと、ソマリヤの海賊対策や北朝鮮対策の法案にも民主党は反対したことを指摘した。小渕優子さんはやや目立つお腹を抱えて立ち、地元の八ッ場ダム問題につき民主党は無責任だ、そんな党に日本の将来を化せられないと訴えた。比例の佐田さんを含め6人の候補予定者にタスキが渡された。天下分け目の戦いはこれから本番である。現代の戦いはマスコミを如何に動かすかが重要なポイントになる。竹中半兵衛や諸葛孔明はいないのかと気がかりになる。

◇悪天候の中多くの町内で夏祭りが行われ、22ヵ所に顔を出した(1日)。ほぼ限界の数である。昔は2日がかりで行う町が多かったがそれはほぼ姿を消した。少子化が進む中、ダシを引いたりする小さな子どもたちの姿は祭の花である。また地域の連帯が薄れつつある時、祭りの工夫に、まちの活性化と安全安心なまちづくりがかかる。意外な人に祭りの場で久しぶりに会えるのも参加する楽しみの一つである。

 祭りの近くの支援者が外で牛肉を焼いていた。いい臭いですねと近づいたらこちらの腹の中を見抜いたようにどうぞと分けて下さった。骨は持ち返った。深夜、書斎の窓の下でコリコリと音が響く。秋田犬のナナの骨を噛む音が私には祭りの鼓のように聞こえるのだ。

◇2日も各地の夏祭りを回ったが感銘を受けた会場があった。大手町二丁目自治会館である。道を隔てたカトリック教会に車を置き会場に入ると挨拶の機会を与えられた。私は、この町内で生まれたこと、敗戦の8月の空襲では、カトリック教会の足元までが廃墟になった、幼かった私は県庁裏の防空壕に逃げ込んだ記憶があることなどを話した。当時の事を知る人もいて懐かしく振り返った。

◇また8月がやってきたのだ。前橋の大空襲は8月5日午後10時30分から始まった。92機のB29爆撃機により前橋市街地の大半は焼失し死者は535人が達した。アメリカ軍が撮影した航空写真を見ると、白い教会の建物の横に南北の道路が走り、その東側が瓦礫の原と化している。この惨状が現代日本の原点だったことを改めて思った。

◇今日(3日)から全国初の裁判員裁判が開廷する。日本の社会を変える歴史的出来事である。6日には判決が言い渡される予定。司法は、比較的単純な殺人事件を選びこの制度をソフトランディングしたいのだろう。行方を見守りたい。(読者に感謝)

★土・日・祝日は、中村紀雄著「遙かなる白根」を連載しています。

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