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2009年7月31日 (金)

「選対会議の光景。警察白書を読む」

◇実質的な選挙戦が進む中で、前橋新しい政治をつくる会の選対会議が行われた(30日)。この会議の注目点の一つは、天野洋一群馬日産社長と大澤知事が激励の言葉を述べた事だ。天野さんは選対事務長代行として、この大変な時局に尾身さんのような豊かな経験と信念を持ち国際的にも通用する立派な政治家が必要だ、是非とも勝ち抜きたいと挨拶した。大澤知事は、八ッ場ダム中止を主張する民主党は現実を無視していると批判した。

 尾身さんは、株価が7千円から1万円に上昇してきたことは、自民党の経済対策が除々に効果を出し始めたことだ、民主党が高速道路料金の無料化を打ち出しているが、それは、高速道に乗らない人が税金を負担することを意味する、また、インド洋の給油に協力しないあるいはアフガンのテロ対策に協力しないという民主党の姿勢では、北朝鮮が核を持とうとし、ミサイルを日本に発射しようとしているとき国際社会の協力の下で日本の安全を守るということが出来なくなる、国家の独立と安全を守ることは政治の第一の義務である、こんな民主党に政権を渡すことは絶対に出来ない、自民党は謙虚に反省はするが、正々堂々と最後まで戦い抜くと決意を述べた。尾身さんの言葉からは、国を憂う政治家の熱い決意と高い志が伝わってきた。

◇注文していた21年警察白書を入手した(30日)。今回の特集は、「日常生活を脅かす犯罪への取組み」である。日常生活を脅かす犯罪の中心は振り込め詐欺である。平成16年以降毎年250億円を越える被害が続いているというのだから驚くと同時に呆れる。

 白書は被害者、犯行グループ、手口等につき実態を分析しているが、背景には現代社会の特色があると思う。特に、金銭万能の風潮、欲望と刺激の氾濫、倫理観や規範意識の欠如といった状況がこの犯罪を生み出し助長している。罪の意識を全く持たない若者によってこれだけの被害が継続し、被害者は日常生活の中で絶えず簡単にだまされる。このままでは健全な社会が崩壊してしまうことを感じる。

 白書は次のような供述を照会している。「相手の顔が見えないのでかわいそうという気持にならず、うまく取れた時はガッツポーズした。罪の意識など一切なかった(だまし後)、」「とった金は必要経費を除き首謀者に渡り、メンバーには売上高に応じて月給として支払われ、現場責任者には、月給とは別に歩合制で売上高の2割が渡された。多額の売上があった時は臨時ボーナスが支給された(首謀者の供述)」

 犯人の特定が困難なことから他の犯罪と比べ検挙率が低い。白書は、20年7月神戸地裁から懲役11年の判決を受けた27歳の男の例を挙げている。白書が言う通り、社会全体が連携して取り組まなければならない。この犯罪の実態はだまし合いが常態化している社会に対する警鏡である。(読者に感謝)

★土・日・祝日は、中村紀雄著「遙かなる白根」を連載しています。

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