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2009年6月12日 (金)

「道州制は日本を救う道か、研修会の成果」

◇「日本は道州制でこう変わる」。これは8日に行われた県議団研修会のテーマである。熱っぽく話す講師の姿から日本を変えたいという真情のようなものが伝わり思わず引き込まれて聞いた。県職員も多く参加して自民党県連のホールはほぼ満員であった。話す人は、PHPの代表江口克彦氏。日本中を回って同趣旨の講演をしているのだという。閉塞感を抱きつつ惰性に流される者にとって、江口氏の話は説得力があった。

 江口氏は、現在の中央集権的な国の在り方が日本中に閉塞感を生み気慨のない国民をつくり出し元気のない日本の原因となっていると説く。この状態を改める道こそ道州制だというのである。

 実は、道州制は、このところ議会でしばしば取り上げられるようになり、庁内には職員の研究会も出来ている。日本全体をいくつかのブロックに分けて、それぞれに大きな権限を与えるという壮大な改革案は決して夢ではない。江口氏の話はそれが大きな潮流となりつつあることを実感させた。

 例えば、群馬・埼玉・茨城・栃木の4県を一つにして、北関東州をつくる。4つの県がばらばらで行政を行うより一つになった方が、無駄のない、効率のよい、そして海外とも直接に大きな交流や取引をする力を発揮できるのである。

 また、現在の都道府県は140年も前の廃藩置県の頃の政治経済の状況に基づいているが、現在は、高速交通が発達し経済圏、生活圏は県境を越えて広がっている。従って、道州制は21世紀の現実とも合致した制度なのである。

 また、道州制は、司馬遼太郎のいうように、「この国のかたち」をどうつくるかという問題である。江口氏は日本を牛耳る官僚制の害を痛烈に批判した。中央集権の実態は官僚の支配だというのである。道州制の実施は、地方住民が政治を官僚の手から取り戻すことを意味する。道州制では、今まで、国が決めていた多くの事を地方で決めるから国民(住民)は政治の主人公になった事を実感することが出来る。道州制は地方分権を超えて民主主義を発展させる制度といえる。この意味で、道州制は、新しい「この国のかたち」を築くことになる。

江口氏は、新型インフルエンザ対策を例にして、今は、大阪の感染者が直ぐに他県に散ってしまうが、関西州が出来れば広域で総合的効果的な対策をとることが出来ると話していた。県議会では、群馬に州都をという声があがっている。

WHO(世界保健機構)は、遂に、「新型」の警戒度が最高の「6」になったと宣言した。世界的大流行のことをパンデミックという。前回のパンデミックから41年ぶりの事だ。WHOは弱毒性だから過剰に反応せず冷静にと呼びかけている。私たちは、「新型」を学習し、知識を蓄え、秋から冬にかけての「再来」に備えるべきだ。(読者に感謝)

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