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2009年4月27日 (月)

「新型インフルか。豚インフルの衝撃」

◇チケットが売り切れのサッカーの試合も観客を入れずに試合を行う、すべての学校は休校、公共施設も閉館、市職員がバスや地下鉄でマスクを配布、マスクを求める市民は薬局に殺到、政府の対応の遅れに対する批判等々、今、メキシコで進行している事態は、もしかしたらこれから私たちが迎える出来事の序曲であり、また、多いに参考にすべき先例かも知れない。 メキシコ市では1300人を超える人がウィルスに感染し、ウィルスが原因と思われる死者も86人と伝えられる。人から人への感染が確認されたことで、恐れていた新型インフルエンザ発生の疑いが濃くなった。WHOは「極めて深刻な事態」と発表、アメリカは公衆衛生における緊急事態宣言を出した。衝撃が世界を走っている。 政府は、ウィルスが国内に入るのを防ぐため水際対策を強化すると述べ、成田空港の緊迫した状況が報じられている。本県も、26日午後2時から急拠、「群馬県新型インフルエンザ対策本部幹事会議」を開いた。情報の共有を図り、今後の対応を検討し確認するためである。 私たちは、新型インフルエンザは、東南アジアから、鳥に感染したウィルスが変異して発生するものと予想していた。ところが、まだ事態の真相は明らかにされてはいないが、地球の反対側に近いところの豚から現われたというのだから驚きである。 新型インフルエンザウィルスは、既存のウィルスが突然変異を起こしたものである。この世に初めて現われるものであるから、人間には免疫力がない。これまで、30~40年周期で現われ大きな被害を生じてきた。一度、発生すれば大惨事になるのに、行政の関係者には危機意識が足りないと、県議会でも度々取り上げられてきた。今度、大流行すれば、日本では25万人の死者、また、本県では1,700人の死者が出ると推定されている。 ◇アメリカの専門家が、新型の世界的大流行の特徴の一つと指摘する点は、季節性のインフルエンザとは違った時期に発生していることと、今回の死亡者が、季節性のインフルエンザでは重症になりにくい若い層に集中していることである。メキシコ大統領は、非常事態宣言を発した。大流行となれば、国民の行動の制限や隔離など人権に関わることも強制的に実行せざるを得ない。法律をつくっている余裕もないからだ。日本でも緊急時に、どのような非常措置がとれるのか大きな課題である。その後豚インフル感染の恐れは各国に広がっている。ニューヨークとニュージーランドではメキシコに渡った高校生の間で発症、アメリカでは他に各州に波及している。またスペインやフランスでもメキシコやアメリカから帰国した人に発症例が見られる。世界が一体化している時代のウィルスの流れの速さを示している。豚ウィルスの動きは人類に本格的な新型ウィルスの恐ろしさを教えているのかも知れない。(読者に感謝) ☆土・日・祝日は、中村のりお著「遙かなる白根」を連載しています。

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