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2009年4月28日 (火)

「新型インフルエンザの恐怖が現実に!!」

◇遂に恐れていたことが現実となった。新型インフルエンザ現われたことが確認され、世界的大流行の恐れが濃厚になった。このことは、WHOが、フェーズ3を4に引き上げたことによって示された。フェーズとは、新型インフルエンザの流行段階の分類のことで、1から6まであり、3の状態が続いていた。ブタの中で生じた新型ウィルスは、「4」となって人類を襲おうとしている。

 これまで、大変な状況が近づいているといわれながらも、鳥インフルエンザは、「鳥から人」にとどまっていた。その状況が東南アジアや中国で多発していたので、ウィルスが突然変異を起こす可能性が高まっているといわれた。突然変異が生じれば、人から人に感染するようになる。それはいつか、明日かも知れないし、数年後かも知れないと言われた。

 私は、県会でも、地域社会でも、新型の足音が聞こえると警告してきた。そして、この「日記」でも何回となく取り上げた。一度、大流行すれば、通常の災害では考えられない程の多くの人命が失われるのである。

 20世紀に入ってから新型の大流行は3度あった。そのうち、およそ90年前のものは、スペインかぜといわれたが、第一次世界大戦中に発生し爆発的に世界中に広がり、死者は数千万人にのぼった。

 この時の群馬の被害状況が記録に残っている。上毛新聞が大きく取り上げ、群馬県史にはくわしい資料が載っている。それによれば、県内では、1918年(大正7年)10月から小学校ではやり始め11月には全県に広がり、以後断続的に増えたり治まったりしたが、3年間で実に4,454人の死者が出たのである。

 私は、「90年前の惨状を活かせ」と、昨年10月、県議会常任委員会で、これらの資料を示して「常任委員会であれほど警告したのに対策を怠ったと言われないようにして欲しい」と発言した。

 行政関係者の危機意識が低い状態だから、一般の人々はもっと意識が低いのは無理はない。私は、地元の小学校、中学校、自治会関係者に呼びかけ、県の担当者を招いて勉強会を開いた。その後、県衛生環境研究所の小沢さんの講演を聞く会も実現した。

「災害は忘れた頃に」と言われるが必ずやってくる。とにかく備えなければならない。その時がやって来たと私は思う。フェーズ4とは、人から人にウィルスが感染する段階である。人の口から出るウィルスが空気に乗って他の人の体内に入り、次々に感染が広がるのだ。初めてこの世に姿を現わした生物であるから、私たちは宇宙人の襲来にあっているようなものだ。

フェーズ4になると、国では総理大臣がトップに立って対策本部がつくられ、用意されていた行動計画が実行される。群馬県では大沢知事をトップにした対策本部がつくられ、同様に行動計画を実施することになる。私たちは歴史的瞬間に遭遇し、冷静さと勇気をもって行動しなければならない。地域の役割は重要である。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村のりお著「遙かなる白根」を連載しています。

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