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2009年2月22日 (日)

遙かなる白根(55)序章 100キロメートル強歩序曲

「文明」は自然を征服し壊し続ける。

オゾンの穴は限りなく広がり、ツンドラの凍土は溶ける。

轟くのは大氷河の崩れる音。それは地球の悲しい叫び。

大洪水、かつてない熱波と寒波。

絶滅の渕に追われる生きもの達。

享楽を貪る人々は何も気付かない。

自然の逆襲が始まった。

愚かな人間を懲らしめるために。

神を畏れぬ人間達を目覚めさせるために。

浅間の麓、与喜屋の大地に耳をあてれば、煮えたぎるマグマの音が聞こえる。

それは大自然の怒れる叫び。

大火山は200年の眠りから醒め、

人間の営みをじっと見詰める。

今、偽りと虚飾が渦巻く中を、

不思議な子ども達が歩いている。

愚かな「文明」の利器に頼らず黙々と。

その足取りは逞しくその瞳は優しい。

周平よ、大自然の恐さと偉大さを知れ。

周平よ、自然の中で正しい知恵を学ぶのだ。

それは人生を生きる本当の力。

自然はお前達を優しく包み、正しい力を与えてくれる。

自然はお前の味方なのだ。

周平よそれを信じて生きるのだ。

世間の目など気にすることはない。

それは

頬を撫でて過ぎゆく風のようなもの。

100キロを歩き通す力、それこそ自然から学ぶお前の力。

周平よ、それを信じて生きるのだ。

 ☆土・日・祝日は、中村紀雄著「遥かなる白根」を連載しています。

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