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2008年12月29日 (月)

「今年を振り返る、9月の日記から」

◇9月1日「未曾有の豪雨、自然が狂ったか」という見出しで、私は次のように書く。「8月29日午前3時頃テレビをつけると、記録的な豪雨ですと報じていた、岡崎市では1時間に146ミリの雨量を観測したという。夜があけると水びたしになった街、堤防を破って海のように濁流が流れる光景が報じられる。正に異常気象だと思った」

◇9月2日・「福田首相の辞任」、誰もが驚いた。私の日記の次の文からも驚きが伝わる。「正に青天の霹靂である。誰がやっても大変な時期に総理大臣になった。福田さんをよく知る者としてよくやっている、耐えるのも限界に近いだろうと思っていた。私としては、捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、という武士道の精神で頑張って欲しかった。心のエネルギーを使い果たしたのかもしれない」

◇9月8日の日記は、「大阪維新の本気」と題して県外調査で大阪府庁を訪れた時の感想を語る。私たち行政改革特別委員会の一行が最も驚かされたのは大阪府の改革であったとして、担当官の次の発言を紹介している。「大阪府は民間企業でいえば破綻状態です。再び大阪を輝かせるために、過去のしがらみや経過に一切をとらわれない大阪発の自治体革命を起こします。これが大阪維新です」。県外調査は、3日から5日にかけて行われ、私は、出先から日記を書いたのである。

◇9日10日の日記は、「疑惑に立ち向かう特別委員会」として6回目になる特別委員会の様子を伝えた。この委員会で注目された発言として私が伝えることは、小寺前知事の責任問題である。10億を越える値で元総社の土地を買ってその後14年間も放置した。小寺前知事が主宰する庁議にも出されたこの問題につき小寺前知事は知らないといっているが、そんな馬鹿なことが通用するのかという声が聞かれたと私の日記は書いた。この部分は後の大澤知事の重大発言につながるのである。

◇9月26日の日記は、「本会議に登壇、知事との真剣勝負」と題して、私が本会議場で大澤知事と交わした質疑応答について伝える。私は、「特別委員会の経過を踏まえ、行制改革の観点からお尋ねします」と切り出し、次のように質した。「15万ボルトの高圧線が上空を走り、中央に川が流れ、進入路もない土地を10億円以上の高額で買って一年後には前知事の考えで計画変更し県営住宅は建てないことにした。以来土地は、14年間も放置されたままである。小寺前知事は個別案件については感知しないと発言したが、こんな事が許されるのか、大澤知事はどうお考えか」

 私は、責任の所在が明らかにされなければ行制改革など実現できないという思いで大澤知事に迫ったのである。大澤知事は、行政のトップたる者、その組織の中で起きたものは当然知事の責任であります。小寺前知事の責任は極めて重いと言わざるを得ませんと明言した。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村のりお著「遥かなる白根」を連載しています。

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