« 「本会議2日目、注目された群馬の危機管理」 | トップページ | 「財団法人に関する疑惑を質す」 »

2008年12月11日 (木)

「金子一郎さんの葬儀の光景」「慶応大学生に会う」

◇8時半から特別委員会に備えた打ち合わせがあった(10日)。高木建設がらみの件は、「不勧告通知書」、「根抵当権抹消」、「二重売買」等の用語が絡み合う複雑怪奇なものだ。しかしようやく核心の一部に近づいた感じもする。 ◇9時、予定の来客が見えたとメモが入り、会議を中座して1階の応接室に入る。慶応大学大学院生のT君が待っていた。朝5時に出発したという。地方議会におけるマニフェストに関して研究論文を書いている。教授に私の取り組みを紹介されたのだという。 T君の研究のテーマの一つは、「地方議会において、マニフェストがどのようにつくられ、それが如何に実現されるか」ということ。そこで、私が中心になって実現した県営住宅から暴力団を排除する改正条例に注目したらしい。T君に説明した「条例改正」について、ここで改めて振り返りたい。 07年の6月議会に県営住宅管理条例の改正条例案が出され、6日、私は本会議で提案説明をした。改正の目的は県営住宅から暴力団を排除することである。改正案の案文は私が作った。その後、県土整備常任委員会でも私の提案説明と質疑応答がなされ、この委員会で全会一致の賛成を得た。 そして本会議最終日、県土整備の平田委員長は、「画期的な条例として審査した」と委員会の状況を報告、その後、本会議で全会一致で可決された。 この条例改正を実現させた社会的背景には、平成15年の三俣町のスナックにおける暴力団による殺傷事件などがあった。この暴力団排除の条例改正は、都道府県レベルでは、群馬県は、広島県、福岡県に次ぐ3番目で、その後東京都以下が続いた。群馬が画期的といわれる理由は、議員発議の政策条例として実現させた点である。群馬県条例の改正にならって、富士見、上野、昭和の3村を除く全ての市町村で同趣旨の条例改正が行われた。富士見等の3村は対象住宅がないのである。私は大学院生に対して、地方議会がマニフェストを実現させる可能性は大きいこと、また、これからは、条例づくりなど立法に地方議会が関わることが多くなるだろうと話した。 ◇金子一郎さんの葬儀が行なわれた(10日)。職業柄多くの葬儀に出るが、葬儀の場では、故人の意外な面が明らかになることが多い。それは友人の弔辞や遺族の挨拶などで語られることもある。とくに政治家は世間に対しは身構えた姿勢で生きているから葬儀の場で普段見せぬ顔が現われたりすると驚くのである。金子さんの葬儀では同級生である村長が弔辞を読み、「いっちゃん」と呼びかけ金子さんの素顔を語っていた。また、奥さんが文章にしたためた挨拶を読んだが心を打つ立派な内容であった。奥さんは、看護士に聞かされたとして金子さんが「女房を呼んでくれ」、「女房が来るまでもつのか」と言ったこと、自分は夫の死が現実とは思えずどうしたらよいか分からなかったこと等を語っていた。うらやましいような夫婦愛を感じた。(読者に感謝) ★土・日・祝日は、中村のりお著「遙かなる白根」を連載しています。

|

« 「本会議2日目、注目された群馬の危機管理」 | トップページ | 「財団法人に関する疑惑を質す」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「金子一郎さんの葬儀の光景」「慶応大学生に会う」:

« 「本会議2日目、注目された群馬の危機管理」 | トップページ | 「財団法人に関する疑惑を質す」 »