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2008年12月 4日 (木)

「NPOの社会的役割と題して講演をした」

◇NPO法人の職員として働こうとする人たち、あるいは、NPO法人を自ら立ち上げようとする人たち等を前にして表記の題で講演をした(3日)。これは再就職のための職業訓練の一環として県がNPO法人に委託して実施するもの。

 前橋テルサの研修室に集った今年の受講生は皆熱心に耳を傾けていた。昨年、別の会場で行ったときの事が思い出された。一人の若者が初めから私の話を聞かずに他の作業をしているのである。私は注意しても聞かないその若者を教室から退出させた。最近の大学の授業風景が時々話題になる。私語が多く飲んだり食べたりする学生もいるとか。それを放置して授業をする講師も理解できないことだ。

 平成7年の阪神大震災に際し、延べ約140万人のボランティアの人々が救済にかけつけた事がボランティアの意義を国に認めさせることになり、NPO法成立のきっかけとなり、この年はボランティア元年といわれている事、及び、今日の日本では、行政や企業と並んでNPOが社会を支える大きな存在になりつつあるが、それは、自分の好みや特性を発揮して社会貢献することによって生きがいや満足感を求める人が増えているという社会的背景があることなどから話を進めた。

 そして、アメリカではなぜNPOが盛んなのかをアメリカの歴史と関連づけて話した。アメリカは、法の下の平等と民主主義を理念として作られた国であり、個人主義の伝統が強い。だから政府に頼らず住民の共通なニーズは自分たちのグループ活動によって提供するという行動様式が伝統的に確立しているのである。

 ボランティアが熟しているアメリカでは、NPOを支える市民の寄付も盛んである。それは、オバマを当選させた選挙の際の寄付の凄さにも現れている。私の話は、アメリカの歴史のところでは、知らずに熱が入り「ふるさと塾」のようになっていた。

 学校教育の場にボランティアを積極的に取り入れるべきことにも触れた。ここでは例として私が提案して実現した「高校生ボランティア・チューター・小学校派遣事業・ようこそ先輩」を紹介した。平成15年にスタートしたこの事業は高校生が自分の母校の小学校でお手伝いする。高校生はお兄さん先生、お姉さん先生と慕われ、自分たちも生きがいを感じているようである。ボランティアと教育はもっと結びつけるべきだと思う。

◇尾身さんの国政報告会が嶺であった(3日)。寒い夜の公民館に集まった住民は10人であった。尾身さんは落胆した様子は少しも見せず、熱心に国政と自分の信念を語った。私はその姿に心を打たれた。尾身さんは、目の前の人は例え少人数でも自分の訴えることがこの人々を通して波及していくことを信じているに違いない。「一人一人の有権者を信じて大切にするという尾身さんの姿勢は初当選以来少しも変わりません。今日の集いにそのことはよく現われています。皆さん、このことを今日来られなかった人に伝えてください」私はこのように挨拶した。(読者に感謝)

★土・日・祝日は、中村のりお著「遙かなる白根」を連載しています。

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