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2008年11月11日 (火)

「大連外国語学院との調印式が迫る」

Photo ◇日中議連の役員会が行われた(10日)。大連外国語学院と県立女子大との連携の調印式が迫り、「議連」としてどのように対応するかを話し合った。当初は山東省方面も回る計画であったが、解散含みの状況が混沌として、足並みがそろわなくなった。最悪の場合、議員は私一人で参加することも考えていたが、結局、山東省訪問は止め、調印式に出席する議員は、関根圀男氏と私の二人に決まった。その他県立女子大から3人が参加する。

 今月26日に出発し、27日午前に調印式を済ませ、その日の午後、私が記念公演をする。先日、陳岩(ちんがん)教授から、200名前後の生徒が出席予定との連絡が女子大に届いた。この公演には、遼寧師範大学副学長の曲維(きょくい)教授も出席する事になっている。

◇今回の公演は、「私のふるさと塾」と同様、映像を使い、女子大、群馬県、日本を紹介する予定である。「群馬県」の部分では、温泉や山などの群馬の自然を見てもらい、本県出身の4人の首相のこと、特に福田赳夫氏は日中平和友好条約を結んだ人である事にも触れようと思う。そしてこれらの出来事の背景として日中の歴史を語り、また今後の日中の文化交流の意義に話を発展させたいと考えている。

 両大学提携の話は昨年10月我々県議団が移転直後の大連外大を訪ねた時、私が提案して一気に進んだ。その基礎には、私が、ほぼ10年にわたって続けてきた日本の書物を贈る運動があった。昨年、旅順市の壮大なキャンパスの一角にある建物の一室で、私たちは「日中友好中村文庫」に出会い、群馬の善意が芽生えている姿を見た。

◇本を贈る運動のきっかけは、98年(平成10年)、大連の同大学で、日本語を学ぶ学生たちに講演をしたことである。熱心に私の話を聴く学生たちの表情は、私の日本語をよく理解していることを物語っていた。驚いたことは、何人かの学生が正しい日本語で的確な質問をした事である。「日本の学生はかなわない」私はこのとき正直、こう思ったのである。そして、図書室に案内されて、日本の書物が余りに少なく粗末なことに再び驚かされ、帰国後、本を贈る運動を始めたのである。

◇私は「きっかけ」を作り、同僚の県議の積極的な努力と、両大学の理解で、今回の提携にこぎつけることが出来た。両大学の関係は小さな一歩からスタートするが、この一歩は大きな意義があるものである。

 中国は日本にとって非常に重要な国である。過去もそうであったがこれからは増々重要になる。大連は、かつての満州国の主要な都市で日本との関連は過去も現在も密である。そして大連外国語学院で日本語を学ぶ学生数は、外国の大学では世界一である。大連外大は、大連市から、日ロ戦の激戦地があった旅順に移り新しいスタートをした。学問の交流を通して日中の真の交流とそこから生まれる果実を期待したい。日中議連はそれをサポートしていく。(読者に感謝)

★土・日・祝日は、中村のりお著「遙かなる白根」を連載しています。

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