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2008年11月14日 (金)

「高齢者犯罪の増加」「今月のふるさと塾は」

Photo ◇昨日のブログで、「犯罪は世相を反映する」「社会の病理を特に敏感に映すのが少年犯罪」と書いたら、「同感です、高齢者犯罪も同様です」という意見が寄せられた。その通りである。

 少年は精神的に未熟ゆえに刺激に振り回され、また、激しい変化に対応できない。高齢者は、身体的にも精神的にも力が衰えて社会に対する適応力を失う。特に最近の格差社会は高齢者に対して冷たく厳しい。

 08年版の犯罪白書が出た。そこでは、刑法犯全体が減少する中で、高齢者犯罪が増え続けていることを指摘している。そして、高齢者の犯罪は、万引きなどの窃盗犯が65%で最も多く次いで自転車泥棒などが多い。高齢者で犯罪を犯す者の中には、住居と食事を求めて刑務所を望む者もあるときく。哀れである。

 窃盗罪などを犯す高齢者が増えていることは、政治の貧困を示すものだ。日本は世界第二の経済大国といわれるが高齢者犯罪の実態を見ると真に豊かな国とはいえない。

◇政府は最近の不況対策として給付金を支給しようとしているが、まともな政策とは思えない。国民の多くはもらえるものはもらいたいと思っている。あり余っている金なら別であるが、国全体が膨大な借金を抱えてる時だから税金は有効に使わなくてはならない。真の豊かさに一歩でも近づくために、2兆円の金を有効に使う知恵がないものか。麻生さんの支持率がこの問題で下がっていると思う。

◇今月の「ふるさと塾」(22日、PM7時)は、「ヒットラーの謎」と「新型インフルエンザ対策」の2本立てを予定している。

 「新型」については、私のブログで、これまでに、何回も取り上げてきた。警鐘としていくらかでも役に立てばと思った。ふるさと塾では、新型インフルエンザの歴史や国・県の対策、先進地の取り組みなどを紹介するつもりだ。

 本県は死者1万人を想定している。こんな大きな災害は、他には考えられない。群馬は災害がないとして、自然災害に対して県民は全くといってよいほど危機感がない。このことと関係があるかないか分からないが「新型インフル」に対しても危機感がない。それだけに行政の役割は重大だ。しかし、行政の対応は遅れている。

毎日新聞が7月21日に、各都道府県の対策の状況を発表したが、群馬県は、3つの調査項目について次のように、「×」、「×」、「△」となっている。①大流行時の病床確保の見通し。できない(×)。②発熱外来の設置場所。今後検討する(×)。つまり決まっていないのだ。③大流行時の医師や看護師確保の見通し。分からない(△)。全てが「○」のところは静岡県だけであるから、ほとんどの自治体において対策が遅れているのだ。

◇国では今年4月に新型インフル対策法(改正感染症予防法及び改正検疫法)が成立した。知事は患者の強制入院、移動、就業制限、危険地域の建物封鎖、交通制限もできる。これらが絵にかいた餅にならぬよう準備しなければならない。(読者に感謝)

★土・日・祝日は、中村のりお著「遙かなる白根」を連載しています。

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