« 「40年ぶりの東大同窓会に出る」 | トップページ | 「振り込め詐欺」・「次官を襲うテロの恐怖」 »

2008年11月18日 (火)

「予防注射をうつ」・「ワクチンとタミフル」

1118 ◇インフルエンザの予防注射をした(17日)。医院の待合室に注射を待つ人たちが数人いる。この人たちと世間話をしていて驚いた。「新型インフルエンザは恐ろしいそうだから注射しに来た」と言うおばちゃんがいて、まわりの人は「私もそうだ」といっているのだ。

 「新型インフルエンザ」のことが最近、ようやく人々の関心をひくようになってきたことの影響かも知れない。誤解している人が多い事を感じた。

 私は、笑いながら話した。「『新型』が近づいていて、それは、本当に恐ろしいものです。そのための治療薬としてタミフルというものがありますが、まだ、それを使う時ではありません」。

 看護士が私の腕に注射するのを見ながら医師は言った。「いま、いつ来てもおかしくない時です。起きたら大変なことになりますよ」

◇ワクチンと治療薬について、多くの人がよく理解していないことを知った。私も誤解していた時期があった。新型インフルエンザ対策として、国はワクチンを実験として、医師ら6400人に接種するという。

 ワクチンとは免疫の材料となるもののことだ。これによって体に免疫力をつくり「新型」の感染を予防するのが目的である。ワクチンは本来病原菌から作るものだ。我が子に菌をうったジェンナーのことを思い出す。

 まだ、この世に現れていないのだから、「新型」からワクチンをつくることは出来ない。今、対策として考えられているワクチンは、鳥インフルエンザのウィルスから作ったものである。鳥インフルエンザウィルスが突然変異して「新型」になることが予想されるために、こうして作られたワクチンが有効だろうという想定なのだ。日本のワクチン備蓄量は現在2千万人分。国は3千万人分にする方針である。

 「新型」対策としてワクチンと共に治療薬があり、治療薬として備蓄を進めているのがタミフルである。これは感染した人に服用させのが基本だが、県は、この治療薬タミフルを発症予防のためにも投与することを考えている。つまり、新型インフルエンザ対策に関わる医療従事者等には、優先的に予防投与することを検討しているのである。

◇このタミフルには限りがあるから、有効な対策をたてるためには、投与の優先順位を考えざるを得ない。その順位とは、1位が予防投与、その中でも、医療従事者、次いで社会機能維持者となる。2位は、治療投与で、その中の順位は次の通りだ。(1)「新型」の入院患者、(2)透析や免疫不全などのある者、あるいは妊婦など死亡リスクの高い患者、(3)14歳以下の子供、(4)老人介護施設入所者、(5)一般外来患者。

◇12月2日から12月議会が始まる。「新型」が迫る嵐の前の静けさの状況で、県の対策がいろいろな角度から問われることになるだろう。テレビの生中継も一つの手段として、県議会が県民に対する警鐘とならなければならない。(読者に感謝)

★土・日・祝日は、中村のりお著「遙かなる白根」を連載しています。

|

« 「40年ぶりの東大同窓会に出る」 | トップページ | 「振り込め詐欺」・「次官を襲うテロの恐怖」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「予防注射をうつ」・「ワクチンとタミフル」:

« 「40年ぶりの東大同窓会に出る」 | トップページ | 「振り込め詐欺」・「次官を襲うテロの恐怖」 »