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2008年7月 2日 (水)

「青少年健全育成条例を活かす時だ」

◇最近の青少年の行動にはどうしても理解し難いものが多い。肉親を殺す、理由もなく他人を殺すなどの凶悪犯罪を犯す少年は、きまって、前科もなく普通の生活を送ってきた少年である。これらの少年の背後には同じような犯罪を犯す可能性を持った多くの若者がいるに違いない。現在の病める社会にもその原因があることは否定できない。だとすれば、社会が力を合わせて青少年を健全に育成する義務は大きいと言わねばならない。

 群馬県青少年健全育成条例の目的はここにある。社会の変化は目を見張るばかりである。青少年を育成する条例は、時代の変化に対応したものでなければ効果を上げられない。昭和36年に作られた群馬県青少年保護育成条例が大きく改正されて、群馬県青少年健全育成条例が平成19年に作られたのはそのためである。

 新しい条例は、未成年者に酒、タバコを売らないための規制、未成年者を深夜外出させない、インターネットの有害情報を青少年に閲覧させない等の親や業者の義務も定める。またこの条例は、市民が良好な地域環境をつくり青少年の健全な育成に努めるべきことを定める。

 この改正条例はタイムリーなものであり、重要な役割を担うにもかかわらず、十分に活かされていないと思う。現在、非行の入り口になっているのが未成年の酒、タバコ、正当な理由のない深夜外出である。また、インターネットの有害情報は青少年の心を蝕(むしば)んでいる。立派な条例も存在するだけでは役に立たない。警察、学校、地域社会は連携してこの条例を活かして欲しいと思う。

◇現在、小中学生に携帯電話を持たせることの是非が激しく議論されている。社会の実態が教えるところによれば、子どもたちは、携帯を持つことによりわずらわしい人間関係に縛られ苦しんでいる。この問題などは、群馬県青少年健全育成条例を支えにして地域社会が知恵をしぼるべき好例ではないか。

 また、青少年を有害なサイトから守るためにフィルタリングの義務などを定める有害サイト規制法が成立した。国の法律が出来ても地方がこれに呼応しなければ効果がない。この点でも群馬県青少年健全育成条例の役割が活かされるべきである。

 深夜のコンビニは青少年の深夜徘徊の温床だといわれる。今、コンビニの深夜営業を規制する動きが高まっているが、ここでも、青少年健全育成条例の趣旨を活かして、本県は積極的な動きをすべきではないか。

◇成人識別カード・タスポの導入を受け、たばこ業界は自販機でのタバコ販売を近く解禁する。未成年者の喫煙を防ぐため深夜の自販機販売を自粛していた。タスポは取得のわずらわしさからコンビ二でのタバコ販売が現在急増している。未成年者がコンビニでたばこを買ってしまう例は多いらしい。コンビニは現代社会の注目点なのだ。(読者に感謝)

★土・日・祝日は、中村のりお著「望郷の叫び」を連載しています。

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