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2008年7月23日 (水)

「北京五輪の不気味さ・日中議連の役員会」

◇自民党県議団総会が開かれ、いくつかの重要課題が議論された(22日)。その中の一つは、「八ッ場ダム推進議連」の結成を関係する他県にも依頼する件である。このダムは、利根川流域の治水と首都圏の利水に関わるものであり群馬県だけの問題ではないのである。

◇県議団総会の後、日中議連の役員会が開かれた。今、県会では多くの議員連盟が出来、その活動が活発である。日中議連は、日本と中国の交流等を目的とし私が会長を務める。この議連の活動の成果として県立女子大と大連外国語学院との提携が実現し、調印の運びとなった。この日の役員会では、調印のための訪中の日程を11月26日から29日迄の間として調整することになった。大連外国語学院は、日本語を学ぶ学生数が世界一の大学である。最近、キャンパスは、大連から旅順に移った。

◇大連外国語学院との関係は、10年も前から、私が日本語の書籍を贈り続けたことが基礎になっているが、直接には昨年10月私を団長とした訪中団が同大学を訪ね、群馬県を紹介したことがきっかけとなった。

◇昨年、私たち訪中団は、大連から北京に飛び、北京五輪に臨む北京市の状況に接した。歴史の街は一変しつつあり、「鳥の巣」と呼ばれたメインスタジアムの上には、ありのような人の影が動き、天安門広場には緊張感が広がっていた。

 その後、チベット騒動、四川大地震と続きいよいよ五輪開催が目前に迫った中で、中国各地では暴動が続発し、また、21日、連続爆弾事件が起きた。私は、「ついに」、「やはり」という感じをもった。

 胡主席は、五輪を「中華民族百年の待望」と呼んだ。誇り高い民族が先進国の侵略や支配に耐えて今日の躍進を成し遂げ、その成果を世界に示す時が来たという思いがあるに違いない。

 しかし、躍進は様々な矛盾や問題点を抱えている。各地の暴動や今回の爆弾事件は、その現われであろう。異常な経済の展開は大きな較差を生んでいる。貧しい人々は不満を抱くのは当然であるが、社会主義の独裁、役人のひどい汚職が人々の不満を堪え難いものにしている。社会主義の根本は平等のはずなのにこの貧富の差は何事だ、しかも社会を支配する役人の汚職は目に余り許せない、これが市民の感情であろう。

 更に中国は人権問題を抱えている。社会が大きく発展しているのに思想の自由を認めず政府に反対する人々を弾圧する。天安門事件はその象徴である。チベットに対する弾圧は少数民族の人権を踏みにじる出来事である。

 中国は昔から地震や洪水などの大きな天災は政治が悪いから天が怒って起こると考える習慣がある。四川大地震は、更に、そのようなタイミングで起きた。私は、最も難しい時に行なわれる北京五輪の成功を祈りたい。しかし何が起こるか分からない無気味な五輪である。(読者に感謝)

★土・日・祝日は、中村のりお著「望郷の叫び」を連載しています。

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