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2008年7月 9日 (水)

「サミット一色の毎日」

◇日本が議長国で7日に開幕、9日に閉幕となる。今回は、歴史的に重要な会議になるのではないか。なぜなら、地球温暖化、食糧・原油の高騰といった、現在全人類が直面する最大の課題が討議されるからだ。

 サミットとは、本来、山の頂上を意味する言葉であるが、今日、政府の首脳、首脳会議として使われる。G8とも呼ばれるのは、グループ、オブ・エイト、つまり8つの国のグループだからである。G6でスタートした。現在G13にすべきだという意見もある。

 第一回はフランスの提唱で、1975年、パリ郊外で開かれた。この時の課題は石油危機後の世界経済の安定であった。参加国は、英、仏、西独、イタリア、日本の6ヵ国で、G6であった。その後、カナダを加えてG7となり、更に、ソ連の崩壊後、ロシアを加えてG8となった。この間、2000年には、九州・沖縄サミットが行われた。

 G13にメンバーを拡大すべしという主張が主要国の中にある。それは、G8では地球的規模の問題に対応できないことを理由とする。仲間に入れるべき国とは中国、インド、ブラジルなどだ。

 今回、温暖化ガスの規制で意見がわかれるのは、インドや中国などを加えた合意づくりが必要だからである。中国は最大のCO排出国なのに、先進国と足並みをそろえようとしない。サミットのメンバーに加えれば合意づくりが進むだろうというのだ。

 サミットは主要国の首脳会議といわれる。何を基準として主要国とするか。先進工業国であるだけでなく、先進民主主義国であることも主要国の要件だとする意見も強い。この点からは中国を加えることには反対という事になる。

 日本は、最初から先進工業国であり、かつ、先進民主主義国であることに異論はない。日本が進んだ民主主義の国であると評価される要因として、日本国憲法の存在は大きいと思われる。

 今回のサミットには、アフリカの国々が招かれて参加した。アルジェリア、ナイジェリア、エチオピア、ガーナ、セネガル、南ア、タンザニアの7ヵ国である。黒い肌の人々がスーツとネクタイで身を固めている姿が印象的である。

 アフリカは人類発祥の地であるが、人々は発展から取り残され悲劇の歴史を生きてきた。多くの人々が奴隷として売られた時代があった。肌の色ゆえに受ける人種差別は今も根強い。

 今日のアフリカは、砂漠化、エイズ、食糧危機に見舞われている。今回のサミットでは、特に、アフリカの食糧危機が課題となった。G8が食糧を備蓄して価格急騰時に市場に放出する枠組みも作られる。

 今日、9日閉幕となる。空前の警備であった。反対もあった。国連に代わる大国の首脳によって世界が動かされていくというグローバリズムに対するものだ。日本の役割が大きい事を実感したサミットだった。(読者に感謝)

★土・日・祝日は、中村のりお著「望郷の叫び」を連載しています。

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