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2008年7月11日 (金)

「教員汚職・不正合格と不正不合格の地獄」

◇大分県の教員汚職は信じ難い。教育委員会の幹部がわいろをもらって合格点に至らない者の点数を引き上げて合格させたというのだ。

 不正に合格させていた数は毎年15人と報じられていたが、10日のテレビは、不正合格者は合格者の半数と報じた。470人を超える受験者のうち、合格者の数は41人だった。

 不正合格者が半数という事は、合格者の枠は決まっているのだから、半数の合格点に達した者を不合格にした事を意味する。

救い難い事態が生じているのだ。不正に合格した教員が教壇に立っている。子ども達はすべての教員に疑いの目を向けるだろう。不合格とされた人たちの中には怒り心頭に発する者がいるだろう。教員試験の倍率は10倍を超える。こつこつ挑戦して10年も落ち続けている者も少なくない。このような人は、長い歳月の努力を振り返ってやり切れない思いになるに違いない。

 大分県教育委員会の今回の汚職については、県会議員の枠があったと報じられている。県会議員の1人として信じられないことだ。このような事がどこでも行われていると思われたなら、真面目に教員を目指す者はなくなり、教育の世界は崩壊してしまう。

 群馬の教育に関わってきた県会議員として私は、群馬の教育界には、大分県のような不正はないと固く信じている。

 教育界は、今、病める社会にあって、様々な難題を抱え苦闘している。解決のカギとして最も重要なものの一つは教員の質である。

 教員の採用試験は良い教師を選ぶ事を目的とする。試験のあり方につき、教育界は工夫を重ね、苦労してきた。大分県の不祥事は、日本中の教員採用試験の信頼を失わせ兼ねない出来事である。

 大分県は、徹底的に調査して、不正に合格した教員の合格を取り消し、不当に不合格とされた者は合格者と認めるべきである。

◇総務企画常任委員会の県内調査があった。(10日)。東洋大学を視察して感じたことを紹介したい。

 県が関わって平成9年に開設された板倉キャンパスも、時代の大きな波に洗われ改革を迫られている。国際地域学部は他に移り、生命科学部を充実させようとしている。

 時代の波とは少子化の事である。どこの大学でも定員割れを恐れる事態が進んでいるのだ。

 極限環境の微生物を対象とする研究室に入った。学生たちは礼儀正しく挨拶し感じがいい。私は地球外生命について関心を持っているので2人の学生に質問した。

「火星に生命があると思いますか」

「はい、必ずいると思います。水があるのですから」学生たちは即座に答えた。

「私もそう思います」私は嬉しくなって言った。宇宙には知的生命も存在するに違いない。小さな研究室は夢に満ちているようであった。宇宙に目を向ければ心も開かれる。宇宙には、新しい世界が広がっている。

(読者に感謝)

★土・日・祝日は、中村のりお著「望郷の叫び」を連載しています。

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