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2008年7月 3日 (木)

「値上げの波は凄く、日本を変える」

◇久しぶりに妻と食事に出た。(2日)最近、彼女の頭痛の状況がいくらか好転している。妻の笑顔は最大のエネルギー源である。回転寿司がいいという。カウンターについて、目の前を動く皿を目で追いながらこれらのネタも値上げされるのかと思った。

 原油高の影響があらゆる所に波及している。漁に出られない漁船の事が報じられた。そして、いろいろな食材が高騰している。日比谷公園で弁当箱を広げて昼食をとるサラリーマンの姿をニュースで見た。「月2―3万円は節約できる」と話していた。

 食材価格の上昇は学校給食をも痛撃し、給食費の値上げを迫られる市町村が増えている。安い材料に切りかえる所も出ているといわれるが「食育」が重視される中では、コスト削減にも限界がある。本県昭和村では、市場に出せない野菜の利用を検討するとか。

 私の地元では、遊休農地、耕作放棄地が広がる。そこで野菜を作ったらと思うが、農業の形を直ぐに変えることが出来ず残念である。

◇石油の値上がりが日本の農業に変革を迫っている。現在の日本の農業は石油燃料に頼っている。ハウス栽培、温室栽培、機械化などに石油燃料を使うからだ。農産物だけでなく水産物も原油なしでは確保できない。原油は無尽蔵ではない。やがて枯渇するときが来る。枯渇に至る過程で価格はどんどん上昇する。

 石油で食料を得る時代は終わりつつあるのだ。石油の問題は環境問題と結びついていて、現代文明に変革を迫っている。石油に頼る生活スタイル、産業の形を変えなければならない。7月に始まった諸産物の値上がりは、このことを物語っている。事態の深刻さはオイルショックの比ではない。スーパーで並ぶ野菜、魚、肉が、私たちに何を訴えているかを真剣に考えるべきである。

◇私の知人は、北海道洞爺湖サミットに臨む福田首相に食料問題の安定について首脳たちと話し合うように伝えて欲しいと言ってきた。誰もが、食糧がグローバルな問題だと受け止め、危機感を募らせているのだ。

北海道洞爺湖サミットで、世界の食糧危機対策に取り組む専門家会合の創設が日本から提案され認められる見通しだという。穀物の輸出制限を控えること、備蓄穀物をどのように放出するか、穀物価格安定のための国際連携などについて、総合的に調整することが目的。飢える国と飽食の国があり、食糧が余る国も国によって状況が異なる。先進国が話し合えば食糧危機打開の道が見つかるだろう。

◇5月議会で原議員が群馬の夢を語って注目された。道州制が実現する場合、群馬は一つの州の中心として適地だから今から議論し手を上げるべきだというもの。政府は10年後に導入することを提言している。道州制によって国の役割、地方の役割が大きく変わる。それは、司馬遼太郎のいう「この国のかたち」を問う問題である。県庁内で職員による研究会が始まる。「日記」でも取り上げていきたい。(読者に感謝)

★土・日・祝日は、中村のりお著「望郷の叫び」を連載しています。

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