« 「本会議2日目。高木建設の疑惑も」(27日) | トップページ | シベリア強制抑留『望郷の叫び』(80)第3章 青柳由造さんのシベリア »

2008年2月29日 (金)

「週刊文春の報道姿勢。リベェンジか」

◇三浦に無期懲役を言い渡した東京地裁の判決に対し東京高裁は、平成10年、確かな証拠がないとして逆転無罪を言い渡した。その判決要旨の中で高裁は、激しい報道合戦が繰り広げられた事件であり、そこには確かな証拠に基づいたとはいえない報道もある、そして、報道に接したものが最初に抱いた印象は簡単に消えるものではない、従って裁判所は、確かな証拠に基づいた事実関係の確定をしなければならないと言って報道の姿勢と東京地裁を厳しく批判した。そして最高裁は平成15年、この高裁判決を支持する判決を下した。 「疑惑の銃弾」と題した特集によって、取材合戦に火をつけた週刊文春は、敗北の屈辱感を味わったに違いない。世間がこの事件を忘れ去ったころ、突然思いもかけぬ出来事が起きた。三浦がアメリカで逮捕されたのだ。新しい証拠が発見されたらしいと報じられている。それとばかりに週刊文春は、「疑惑の銃弾最終章」として三浦の逮捕を報じ、24年前に報じたことを再現している。私には「復讐の銃弾」を放ったとも見える。 三浦和義と言う人物は謎に包まれている。彼がかかわったとされる事件は、劇場型犯罪といわれた。真っ黒に違いないと思いつつも、法のルールを逆手に取って日本中を相手に戦う姿は、劇場の観客からは、ある意味で格好良く興味が尽きない存在であった。かつての大スター水の江滝子は、三浦の実の母と騒がれマスコミから姿を消したが、現在93歳になって生きているという。サイパンで逮捕された60歳の三浦に昔の面影はない。文春の挙げる「最終章」とは、記事としての最終章だけでなく、「劇場」の最終章を言わんとするのか。三浦には、今度の劇場も乗り切るだけの気力があるのか。仮面をはずされるどんでん返しがあるのか、意気を殺す思いで見守りたい。 私には、三浦が白か黒かは分からない。もし黒だとすれば、このような人物は例外中の例外なのか、それとも現代の社会が生んだ社会現象の一例なのか考え込んでしまう。 現在の日本を危機に追い込んでいる第1の要因は道徳感の崩壊だと思う。跡を絶たない振り込め詐欺は病める社会の象徴である。つかまらなければ何をしてもよいという哲学をもった人の群が果てしなく広がる闇の世界を想像すると背筋が寒くなる。三浦和義という人物が仮に黒だとすれば、彼はそういう闇の世界が生み出した人物かもしれない。闇の世界の影響が不気味に広がっている。 ◇医療崩壊が叫ばれる状況を克服しなければならない。救急車が病院をたらい回しされる事件があちこちで起きている。県は医療確保対策室を設置する。東毛がんセンターでは婦人科を存続できなくなった。県は、育児などで職を離れた女性医師の再就職にも力を入れる。新たに導入するドクターヘリは、医師不足及び地域による医療格差対策においても重要な役割を担う。(読者に感謝) ☆土・日・祝日は、「望郷の叫び」を連載しています。

|

« 「本会議2日目。高木建設の疑惑も」(27日) | トップページ | シベリア強制抑留『望郷の叫び』(80)第3章 青柳由造さんのシベリア »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「週刊文春の報道姿勢。リベェンジか」:

« 「本会議2日目。高木建設の疑惑も」(27日) | トップページ | シベリア強制抑留『望郷の叫び』(80)第3章 青柳由造さんのシベリア »