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2008年2月12日 (火)

「血戦の火蓋は切られた。29会場は熱く燃えた」(10日)

 朝7時半の東照宮、8時半の総社神社、この二つの神社の必勝祈願祭には大沢知事も参加した。残雪を渡る風は身を切るように冷たいが、集った人々の志気は高かった。総社神社では、私も選挙の度に必勝祈願祭を行う。玉串を捧げ終わって庭におりると多くの支援者が集まっていた。選挙カーから引いたマイクを握って先ず、事務長の私が次のような第一声を放つ。「県都の明日が賭かった戦いです。心を合わせ必勝を信じて頑張りましょう」。大沢知事、国会議員が激励の挨拶をする間、K候補は、支援者の中に分け入って一人一人と握手。やがて候補者がマイクを握る。「これから6日間命をかけて戦い抜きます」と叫ぶ声に気迫がこもっていた。セレモニーの締めくくりは檄である。「がんばるぞう」と叫ぶ声が社の森に響いた。

 分散型の出陣式は総社神社を皮切りに、29か所で行われ、私は20か所以上の会場を回った。多くの会場で確かな手ごたえを得た。県議選や国政選挙の時、あまり人が集まらない地域の集会所に普通のサラリーマン風の人々が続々とつめかける光景が随所で見られた。マニフェストや公開討論など新しい時代の流れを感じさせる選挙戦だと思っていたが、それは、出陣式の各会場にも現れていた。各会場には、ウーロン茶すら出ていない。人々も飲食が一切ないことを当然と思っている。膝を並べた支援者たちは弁士の言葉に真剣に耳を傾けていた。

◇選挙戦の渦中にある身として、アメリカの大統領の記事に視線が引かれる。新聞は、オバマ氏が3州で圧勝と報じている。5日のスーパーチューズデー後の、ルイジアナ、ネブラスカ、ワシントンの各州の選挙戦の結果である。ニューズウィーク誌の世論調査では全米の支援率もオバマ氏が首位に立った。アメリカのあるジャーナリストは、オバマの反響はかつてのケネディの時に似ていると語った。ジョン・ケネディは43歳で大統領に当選し全世界に新時代の到来を告げるさわやかな衝撃を与えた。彗星のように現れ一発の凶弾で忽然と去ったケネディは神話となった。アメリカ社会ではケネディ神話はまだ生きているという。だから、ケネディ家の人々がオバマ支持を打ち出した影響は大きいらしい。オバマ氏を支える支援の輪は行き詰まったアメリカに新しい道を求める人々の期待から生れている。ふるさと塾でコロンブスの新大陸発見に続く長い奴隷の歴史を話したことがある。リンカーンによる奴隷解放は1863年のことだ。オバマの躍進に、アメリカの民主主義の淒さと社会の復元力の健全さを思う。オバマの笑顔はクリーンさを感じさせる。我が候補もクリーンを旗印にしているが、それはどこまで有権者に受け入れられるであろうか。

◇新型インフルエンザは切迫した状況にある。90年前に大惨害を起こしたスペインかぜは「弱毒性」であったが今近づいているのは「強毒性」でより恐いものだという。予想される日本人の死者は64万人から210万人。発生したら人が集まる所へは出られないから3週間分の食料を備蓄すべきだという。忍び寄る悪魔に人々はあまりに無関心である。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、「望郷の叫び」を連載しています。

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