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2008年2月15日 (金)

「首相夫人来る、事務所は超満員」

◇青果市場で訴える。朝6時40分選対幹部は前橋青果市場に集合した(14日)。いずれの選挙でも、候補者は朝、ここで演説するならわしである。市民の胃袋を担う人々が寒気の中できびきびと動いている。7時、K候補を先頭に野菜や果物の山の間を縫って握手して回る。八百屋さんが年々少なくなっていることを感じる。中国産に押されること、地域農業の衰退、八百屋の後継者難等々の影響である。野菜の山を見ながら中国産農産物の危険性を考え日本の農業を守らねばならないと思った。場内の一角で黒山の人だかりが出来威勢の良いせりの声が上がっている。せりが終わると場内アナウンスが流れ人々が中央に集ってきた。笠井社長が市長選のことを説明する。

 まず初めにと笠井さんに紹介されて私は演説台に立って、「最後のお願いです、K候補は市長になって、農業を守り、この市場を守り、皆さんと力を合わせ前橋市民の食を守ります、どうか勝たせて下さい」と前座の主張をし、マイクをKに渡した。

 K候補はここに至っても真剣に政策を説明している。選対幹部の中には政策より情に訴えろという者もいる。しかし、必死で政策を訴える姿が人々の情に訴えているように、私には思えた。

Img_0218 ◇福田貴代子さんがK候補の事務所に現れた(14日)。情報を得たのは前日の夕刻である。広い会場は人々であふれた。大広間の前方は舞台になっている。私たちは人々に押されて壇上に上がり、人々は壇に膝が着く迄前進した。

 初めに私がマイクを握って叫んだ。「マラソンでいえばゲートが見える所まで来てエネルギーが尽きようとしている時、今日の夫人の励ましは最良の栄養剤です。上州人は義を重んじます。夫人の熱い心にこたえなければなりません。このプレゼントを最大限生かして当選を獲ちとりましょう」

 貴代子さんはマイクをとって語り始めた。「主人が来たいと申していましたがどうしても時間がとれず、お前が行けということで参りました。主人はどうしてもKさんに市長になって欲しいと申しておりました」

一区切りごとに会場からどよめきが起きる。婦人の話が終わるのを待ってK候補が感極まった声で感謝と決意を表明すると会場のどよめきは一段と高まった。タイムリーで強力な援軍は20分程で去っていった。あれは勝利の女神だったと後で振り返りたいと願った。

◇毒ギョーザは、混乱した中国社会を象徴する一場面にすぎない。選手も観客も命がけの「北京五輪」、という題をつけた雑誌を読んだ。新聞、テレビで断片的に報じられていることを集めたものだが、滅茶苦茶という感じだ。農村型社会から資本主義的社会に移行しつつある中で対応すべき法秩序が追いつかず、人々の意識も成長していないと思える。北京はWHO発表の地球上で最も大気汚染が深刻な都市の一つである。オリンピックも心配だが、このような国と正面から向き合わねばならない日本の難しさを思う。アメリカも中国も激震に見舞われている。日本も同じだ。激動の社会の選挙が終局を迎えつつある。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、「望郷の叫び」を連載しています。

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