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2008年2月 6日 (水)

「また死刑判決、やりきれない気持ちだ」

◇最近、前橋地裁で死刑判決が続く。今月4日三つめの死刑判決が出た。いずれも暴力団の抗争事件に関係した殺人事件の被告。前の二つは平成15年に三俣のスナックで起きた殺人事件の実行犯とされた人たち、今回の判決は、安中市と旧松井田で起きた暴力団組員の殺人事件の被告に対するもの。毎日の演説で安全安心のまちづくりを訴えながら、死刑の事を考えてしまう。

 ある雑誌で、死刑執行に立ち会った元刑務官の報告を読み暗い気持ちになった。死刑囚は朝が怖いという。午前10時の室内体操の音楽を聞いて、「今日はない、生き延びた」と安心する。処刑室に連行するときは刑務官が押し倒し力ずくで後ろ手に手錠をかける。他の刑務官はロープで足首を縛る。泣き叫び多くの者は越が抜けて立てないのだそうだ。足元の板が開くと落下の衝撃で口腔などから鮮血や体液などが飛散する。こんなことが書かれている。正に極刑である。死ぬ迄は人間なのに、動物のように扱っている。文明国日本の残された暗部か。

 日本人の8割は死刑制度に賛成している。世論だけで制度の存続を認めてよいのかと言う疑問も湧く。制度を廃止したら凶悪殺人はもっと増えるのか、裁判員制度のもとで間違いのない死刑判決は実現可能なのか、身近かな死刑判決を聞いて色々考えてしまう。

◇四つの励ます会に出た(5日)。尾身、佐田、中曽根の各自民党の国会議員に、加藤公明党国会議員も加わって、各会場の光景は面白かった。尾身さんは、「今度の市長選ではクリーンな前橋を作ることが大切な点です」、「世界で最先端の重粒子線治療が始まります。金子さんが市長になってサポートして欲しい」と、加藤さんは「オンブズマンが、全国の建設業の透明性を調べたら前橋はワースト4だった。品格のある市長を選ばなければなりません」などと、それぞれ訴えていた。地域の演説会は面白い。人の前で話したことがない様な人が、よくマイクを持たされる。上細井町の公民館では「金子泰造さんの当選をお祝い申し上げます」とやって爆笑が起きていた。お祈り申し上げますというつもりだったのであろう。「和気あいあいでは勝てませんよ」と尾身さんが厳しく指摘している姿が印象的であった。

◇海の向う、アメリカも選挙で沸き立っている。共和党のブッシュの次は、民主党の誰が大統領になるのか世界が注目しているが、今回の選挙が一層注目される要因は、ヒラリークリントンなら初の女性大統領、オバマなら初のアフリカ系黒人大統領が誕生するという大サプライズである。リンカーンの奴隷解放宣言は今から145年前のこと。オバマ氏の躍進が伝えられる度に、アメリカの人種問題、そして人類の進歩を考える。矛盾に満ちたアメリカはどこに行くのか。オバマ大統領が誕生したら世界はどう変わるのか。歴史の巨大な歯車が動く瞬間から目が離せない。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、「望郷の叫び」を連載しています。

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