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2007年12月11日 (火)

「議会の一般質問が面白くなった」

◇本会議一般質問の2日目(月)。

 一般質問のやりとりが面白くなったのは、議会改革の手段として、対面式の一問一答方式とテレビの生中継を実現したためである。これらに踏み切ったのは、私が議長の時であるが、あれから2年すっかり定着し、この日も登壇した各議員の熱演ぶりは観客を飽きさせなかった。小寺前知事と議会は対立関係にあったから知事を含めた執行部とのやりとりに緊張感があったのは当然であるが、知事が新しくなってからの新執行部と議会との間に認められる緊張関係こそ、本物であると思う。

◇自民党の須藤議員は、指導力不足教員の実態、県立病院改革などを取り上げ中身のある追及をしていた。指導力不足と認定された小学校教師は平成18年度、3名であった。「小学校教師6800人の中で3人とはどういうことか、実態はもっと多いのではないか、手続きに問題があるのではないか、例えば、校長は、この教師が指導力不足だという明確な根拠を示さなくてはならないがそれは難しいことではないか」と須藤さんは追及した。

 現在、児童・生徒の学力低下が叫ばれている。国際機関の調査によって日本の子どもの学力低下が深刻であることが判明し、文科相が「残念」と発言したことは先日のブログで触れたことである。学力低下が教師の指導力に関わっていることは否定出来ないことだ。しかし、「指導力不足」の教師を厳しくあぶりだすことによって問題は解決しない。この制度は、教師に緊張感を与えるという象徴的意味があると思う。総合的な施策によって良い教師を育てなければならない。この点で注目される最近の動きとして、良い教師を育成することを目指した大学院が各地でスタートする。近日中に、この大学院についてこのブログで取り上げたいと考えている。

 須藤さんは県立病院の改革で、現在の病院を県立病院にしておく必要があるかと病院管理者に迫った。須藤さんは、先日私達が行革特別委で福岡市の病院改革を視察した結果を参考にして発言した。管理者は、「医療の水準を落とすことなく民間で出来るかを検討する必要がある」と答えていた。須藤さんの追求は県立病院の改革のために一定の刺激剤になったと思う。

◇金子浩隆議員は地球温暖化防止条例をつくるべきだと主張した。金子さんは、この条例の先進自治体京都府まで調査にいって来た。地球温暖化がただならぬところに来ていることを感じさせる。「一定規模以上の企業にCO削減義務を」、「群馬らしさをもった条例を」などの発言があり、大沢知事も検討すると約束した。京都府の条例では特定事業者を定め温室効果ガスの排出状況、その削減を図る基本方針などを定めることを義務づけている。ヒマラヤの氷河が溶け、南の国モリジブの大統領は海面上昇による水没の危機を訴える。地球の危機、人類の危機が近づいていることを議会の中で感じた。

☆土・日・祝日は、「望郷の叫び」を連載しています。

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