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2007年12月13日 (木)

「また死刑判決が下るのだろうか」

◇12日の警察本部関係の委員会で、私は暴力団の抗争事件について質問した。平成15年の三俣事件に関して市民、県民の皆さんが暴力団に恐怖心を抱きまた強い関心を持っているからだ。昨日の「日記」で触れたように、この10日、背後で指示した幹部が死刑判決を受けたが、二人の実行犯のうち一人は既に死刑判決を受け上告中である。もう一人の実行犯の裁判が継続中で、その動向はとたずねたら警察は来週(17日)に判決が下ると答えた。背後の幹部は直接手を下さなかったが実行犯と同じ極刑の判決を受けたのは、共謀共同正犯理論による。これは、共通の目的に向けて共謀して一体となって犯罪を実行した場合は、全員が結果について責任を負うという理論である。あたかも、一つの体の各部が犯罪を実行したと見られるのであって、背後のものも自分が実行したと同視されるのだ。来週判決を言い渡される者は、実行犯の一人であり、この理論からすれば、当日の全体の結果について責任が問われる筈であり、求刑通り死刑の判決が下される可能性がある。見守りたい。

◇また本県に存在する暴力団は61団体で、1320名が把握されている。そのうち、指定暴力団は山口組、住吉会、稲川会、松葉会だ。かつて本県は山口組の空白県となっていたが現在は松葉会に次いで大きな勢力だという。担当官は、「暴力団はガンと同じで早期発見早期治療が大事です」と発言した。

◇自転車の事故が急増している。中、高生のマナー違反が目立つ。道路交通法が適用されることを知らない人も多い。これからの方針として、酒酔い・信号無視・無燈火・二人乗りなどの運転で、警察官の指示に従わないものは交通反則切符を切ると県警は発言した。

◇午後は、教育に関する委員会。若林委員長も出席、厳しい質問にさらされる場面もあった。私は、まず、最近、国際機関・OECDが発表した学力調査で日本の成績が悪かったことを取り上げた。発言の主な中味は、考える力、知識を活用する力、及び学習意欲の低下が判明したが、これは国内の学力テストの結果とも共通している、教育委員会は、この結果を真剣に受け止めねばならない、特に学習意欲を高めるための工夫に取り組むべきだ、というもの。

◇橋瓜副委員長は体罰、万引きなどで問題となった教師に対する対応について質問した。その中で、若林委員長が問題をしっかりと知らされていなかった点につき、教育委員会の形骸化が批判される折それでいいのかと指摘した。

私は万引きをした小学校教師が3ヶ月の停職となった問題で議論が本質からそれていると指摘した。今、小学生の万引きが増え、指摘されると親が開き直るという世相である。学校は何とか児童生徒の規範意識を育てようと必死で、万引きは泥棒だからいけないと教えている。それなのに、泥棒の先生をひそかに停職にしてまた教壇に立たせることで示しが付くのか、この点が議論されていないと迫ったのである。

☆土・日・祝日は、「望郷の叫び」を連載しています。

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