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2007年10月12日 (金)

「テルサの法テラスの会議に出る」(11日)

◇昨日の「日記」で法テラスについて書いたらもっと知りたいという反響があった。前橋テルサへ取材に行ったら、ちょうどこの問題に関する協議会があるというので出席した。制度の状況を説明する弁護士達の一人は、昨日の「日記」で書いたN弁護士であった。法テラスとは法律支援制度のこと。説明を聞いてこの制度の意義の大きさを痛感した。

 今日の社会は複雑で生きるのに難しい。くもの巣のように法律が張りめぐらされている。トラブルから脱け出せない人は、くもの巣にとらえられてもがく虫のようだ。このような人を救おうとするのが法律支援制度、つまり法テラスである。

 この日の会議で、主宰者は、法テラスをほとんどの人が知らない、いかに広報活動を展開するかが重要な課題だと訴えていた。入手したポスターには、次の言葉が書かれている。「法テラスは、法的トラブルをかかえた方々に、解決へのきっかけとなる情報(1)やサービス(2)を提供しています。目の前の問題をどこに相談してよいか分からない方、また法的トラブルかどうか分からない方も、まずは法テラスへお気軽にお問い合わせ下さい」

①解決のきっかけとなる情報の提供とは。今の世の中には法的トラブルを解決する窓口や制度は沢山あるが、人々はどこへ行ったらよいか分からない。法テラスは、話を聞いて最適な窓口や法制度を教える。例えば、勝手に離婚届を出されることを心配する人には、「市役所・町村役場には、不受理制度があります、受理しないでくれと申し出ておけばよい」と。もう一つ具体的例を紹介する。私がお世話した老夫婦は滞った家賃を払うために30万円程のお金がどうしても必要だった。そこで法テラス所属のN弁護士に相談したらある制度を紹介された。それは、年金証書を担保にして、年金を受け取る銀行から、非常に低利で借りられる制度である。このアドバイスがなかったら、業者の高い金利の借金をし、大変な苦しみに陥ったかもしれない。「法テラス迷うあなたの道しるべ」という標語を紹介されたが、正にその通りだと思った。

②サービスの提供とは。その例として、法テラスは民事扶助事業を行っている。それは、例えば、裁判を起こしたい、あるいは裁判を起こされたが弁護士を頼むお金がないという場合の立て替え金の制度である。

 具体的に次のように説明されていた。これを利用できる人は、収入が一定額以下のばあいである。単身者は月収が18万2千円以下、二人家族では20万1千円以下の人。これらの条件を満たす人が弁護士を頼む場合の費用や訴状作成の費用を立て替えてもらえるのである。立て替えてもらった金は、原則として毎月1万円(場合によっては5千円)ずつ分割して返す。法テラスは、冷たい競争社会の救いである。

☆土・日・祝日は、「望郷の叫び」を連載しています。

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