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2007年10月24日 (水)

「決算特別委員会の審査」(23日)

◇決算とは簡単に言えば収入と支出の計算のこと。そして、決算の審査とは、いくら収入があってそれがどのように支出されたか、及び、その支出は県民の幸せのために適正であったかを審査することである。議会は閉会中であるが決算特別委員会の審査は続く。委員長は関根圀男氏、私を団長とする先日の訪中団の幹事長を務めた人である。

 18年度決算の様子を極く大ざっぱに示す。一般会計の歳入(収入)総額はおよそ7800億円、歳出(支出)はおよそ7700億円。歳入の中で一番ウエイトが高いのは県税で、そのうち法人税が増えた。それは、県内景気が回復したために企業収益が増加したからである。歳出の中で一位をしめるのは人件費でおよそ2350億円にのぼる。

◇この日は、公営企業会計(電気事業、団地造成事業、病院事業等)について質疑が行われた。その一端を紹介する。団地造成については、地価が下がったため予定した価格で工業団地が売れないので造成原価割れが生じていることや造成地の中に、汚染物質で汚染されているところがありその対策をどうするのか等が議論された。また、4つの県立病院事業については、精神医療センターと小児医療センターは、数年続いていた赤字が黒字に転じたが、その他の病院は厳しい経営状況にあり、特に心臓血管センターの赤字が大きいこと、また、ガンセンターでは医師不足のため婦人科がなくなってしまっていつ再会するのかなどが問われた。また、4つの病院の未収金、特に心臓血管センターの未集金が問題とされた。病院管理者が特に説明をしたところによれば、心臓血管センターに於いては、他の医療機関にはあまりない高価な医療機器を購入していることが赤字の一因になっているとのことである。

◇中国の表と裏。「日記」で中国のことを書いたらかなりの反響があった。寄せられた意見の中には、中国の表の一部を見ているだけではないかというものがあった。その通りである。限られた日数なので多くを見ることは物理的に不可能である。しかし、極く一部であっても実態に接する意義はあった。そしてその一部から全体を想像できる機会はいくつもあったのだ。

 大連市から旅順に向う途中、近代的な高層ビルの間に昔ながらの小さな家が並ぶのが見えた。私は、近代的ビルの背後には貧しい人々の世界が広がっているに違いないと思った。また北京では、「四合院」という昔からの集合住宅が一部残っているのが見えた。多くの「四合院」は壊され、人々は郊外の高層アパートに移住させられた。

 豊かな層と貧しい層の格差は数十倍ともいわれる。格差は不平等を意味する。不平等は不平不満を生む。役人の汚職が庶民の不平に拍車をかけている。貧しい人々がきらめく高層ビルを見上げる目が羨望から恨みに変わることを指導者は恐れている。巨大な国家が大きな矛盾を抱えて内部から崩壊するのか、変身してさらに大きく発展するのか見守りたいと思う。

☆土・日・祝日は、「望郷の叫び」を連載しています。

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