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2007年9月14日 (金)

「安倍首相辞任の衝撃」

◇辞任のニュースは日本中を席巻(せっけん)する勢いである。先日、国会の売店で「晋ちゃんまんじゅう」を10個買った。箱の漫画にはスーパーマンに扮した安倍首相が国会議事堂の上を飛んでいる姿と、その下を奥さんのスーパーマンが飛び、「晋ちゃん、どんなことがあっても私は味方よ」と叫ぶ姿が描かれている。辞任表明のニュースの後、この晋ちゃんまんじゅうは値が上がり飛ぶように売れているという。

 私の「日記」にも質問や意見が寄せられている。号外も出る衝撃の政治の出来事は、国民が政治の仕組みと民主主義を学ぶまたとない機会だと思う。

 新聞にも一面の大見出しで首相辞任の文字が踊る。しかし、実際はまだ辞任はしていない。だから、ニュースなどは安倍「首相」と言っている。いつまで首相かという質問が寄せられているが、それは次の総理大臣が任命されるまでである。その時、安倍首相に任命された大臣もその職を失うのである。(大臣の過半数は国会議員から選ばれる)

 因(ちな)みに、内閣総理大臣を任命する人は天皇である。憲法では、天皇は、国会の指名に基づいて、内閣総理大臣を任命すると定めている。そして、内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを指名することになっている。

 ところで、自民党は、23日に自民党総裁を決めようとしている。この日、総裁が決まると、新聞やテレビでは、新しい総理大臣が決まったような騒ぎ方をするだろう。しかし、今書いたように総理大臣を決めるのは国会の議決である。自民党が国会で多数だから、自民党の総裁が国会の中の選挙で多数を得て総理大臣に選ばれるのである。

 ◇「国会がねじれているから、参議員で民主党が反対したらどうなるのですか」という質問があった。最近の例が二つある。1989年(平成元年)、衆院が海部俊樹を指名したのに対し、参院は土井たか子を指名、1998年(平成10年)には衆院が小渕恵三を指名したのに対し参院は菅直人を指名した。いずれの場合も衆院の指名が国会の議決となった。今回も同じような動きが見られる可能性がある。

 これは衆議院の優越性といわれることで、総理大臣は衆議院がつくるといわれるゆえんである。憲法上の定めはこうだ。衆院と参院の意見が食い違った場合、両院協議会を開いて成案を得る方法があるがこれが得られなくも、衆院が指名の議決をした後、国会休会中の期間を除いて十日が過ぎると、衆議院の議決が国会の議決となってしまう。今度のねじれ国会で参議院が小沢一郎を指名したとしても、衆議院で指名されたものが総理大臣になることは間違いないのである。

◇昨日一日で、政局の新しい流れが一気に生まれた。福田康夫さんが自民党総裁に選ばれるのが確実の方向だ。普段表情を表さない福田さんの顔に決意がみなぎっていた。知事選に続いて再び上州が熱く燃える。東京の自宅に電話して頑張って下さいと申し上げた。

☆土・日・祝日は、「望郷の叫び」を連載しています。

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