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2007年8月30日 (木)

「安倍内閣は面白い。成行きを見てやろう」

◇昨日、9月議会に備えた自民党の政調会があった。問題の政策は国の政策とつながっている。中央政界の変化は直ちに地方に影響を及ぼす。私たちは、地方の政治を生かすためにも中央の政治を知る必要がある。安倍内閣の動きは、そのための面白い材料を提供している。

 内閣について多くの国民は注目し、支持率もやや上昇した。自民党に対する風当たりは強いが人材は豊かなのだ。追い詰められた首相は起死回生を願って精一杯の人材を見つけたようだ。私は「ふるさと塾」で歴史を話しているが、歴史は人物から入ると理解できる。政治も人物から入るのがよいと思う。

 安倍政権を支える何人かの人物にスポットを当ててみたい。先ず、幹事長の麻生太郎氏。ワンマン宰相と言われた吉田茂の孫である。母は吉田茂の長女で、父麻生太賀吉は吉田茂

の側近ナンバーワンだった。太郎氏は太賀吉の跡を継いで麻生財閥の当主だという。次の首相候補の一人とされる麻生氏の言動に注目したい。

 官房長官の与謝野馨氏については、その姓、与謝野に注目する人が多い筈だ。与謝野鉄幹、晶子夫婦の孫である。一般には、情熱的な恋愛賛歌を作った晶子の方が有名だ。日ロ戦争の頃、「きみ死に給うことなかれ」と歌った晶子の激しい情熱は政治家となった孫にどのように受け継がれているのか興味あるところだ。

 法相の鳩山邦夫氏は、元首相鳩山一郎の孫。安倍首相が岸信介首相の孫であることを考えると、この政権の人々は歴史上有名な人々の孫が多いと感じる。民主党の幹事長、鳩山由紀夫氏は邦夫氏の実兄である。自民党は参院では民主党に逆転されたので民主党とのパイプは貴重である。邦夫氏は兄とじっくり話してみたいと言っている。新法相はテレビで、裁判員制度と死刑について語っていた。裁判員制度は間もなく私たちにとって避けられない大きな問題となる。法相はリベラルな人物と見られるが死刑については執行すべきだという考えを持っている。

厚労相となった舛添要一氏は、学界の人であった。東大法学部を卒業後同学部助手となり、その後パリなどに留学し帰国後東大助教授になった人。平成11年都知事選に出て落選、平成13年の参院選では最多得票(158万票)で当選、その6年後の今年の参院選でも個人得票は47万票で自民党では1位だった。仏、英、独など6ヶ国語に堪能だという。舛添氏は今回の参院選の大敗に関し、首相を厳しく批判し、政治家としての資質に欠けるとかバカにつける薬はないなどと発言した。その人が厚労相になった。一転して全力を尽くすという協力の姿勢を示し、年金問題を命がけでやる、母の介護の経験を生かして福祉に力を入れると決意を語る。どこ迄貫けるか注目したい。

安倍内閣の支持率も上向いてきた。朝日と毎日は33%、読売は44%と調査結果を発表した。歴史的大敗をどのように乗り越えるのか現代史の生の動きを見詰めていきたいと思う。

☆土・日・祝日は、「望郷の叫び」を掲載しています。

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