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2007年8月22日 (水)

「巨大モンスター中国の恐怖」

◇最近まで中国は貧しい国だった。それがいきなり経済の仕組みが変わって個人の努力と才覚で金をもうけることが出来るようになった。貧しい人にとって金の魔力は大変なものである。隣の人が豊かになれば黙っていられない。金もうけの競争は激しくなる。現在の中国は「もうかればいい」ということで多くの国民が金もうけに目の色を変えているのが現実だろう。

 この異常な事態をコントロールするのが政治や行政の役割である。そして政治や行政は法律に基づいて行われなければならないが、その法律も新しい事態に対して後手後手で十分に整備されていない。その上、政治や行政もワイロによって動かされると言うのだからもう無茶苦茶ではないか。

 中国製品は今や世界の信用を失った。中国政府も信頼回復に懸命だが13億人を相手に有効は手を打てないでいる。先月、ワイロをもらってニセの薬を許可した前国家食品薬品監督管理局長が北京で処刑された。中国政府は見せしめを考えているのだろう。ワイロ罪で死刑などということは文明国では有り得ない。

 富裕層は金に糸目をつけずに安全な食品を手に入れるという。高価な日本のコシヒカリが上海で売れていることが報じられたがその一例なのだろう。

 私のまわりの人々も食品の表示を見て中国製は買わないと言っている。しかし、産地の表示が義務づけられているのは生鮮食品である。加工食品については表示義務がないので、弁当やレストランの食品は中国産が使われていても分からない。

 消費者は賢くなって中国の毒から身を守らねばならない。レストランの中には、食材の産地を表示するところ、聞けば産地を教えるところなどが徐々に増えているらしい。レストランに対する消費者の関心が高まれば、レストランとしても中国の食材に厳しく向き合うことになり、この点で客のニーズに応えられるところが生き残っていくことになるだろう。

 先日、「日記」で「食育」について書いたら反応があった。私たちは、食の問題について、知識を蓄え、判断する力を養ってよい食の習慣を身につけないと大変なことになる。健康長寿が全ての人の目標であるが、それを支えるものは「食育」だと思う。

◇中国の害は食品や薬だけではない。偽物(にせもの)づくり国家といわれても仕方がない。膨大な研究費を使って開発した日本製の器具の偽物がつくられ広く売られている。質のわるい物が日本製品として売られているのだからたまらない。特許権などの知的財産権が中国では守られていないのだ。知的財産権とは人間の知的創造活動によって創り出された権利である。人間の精神活動を尊重しない国は後れた国である。かつて精神文化の国だった中国はどこへ行ったのか。中国が発展途上国から抜け出すことは、まだまだ先のことといわねばならない。

☆土・日・祝日は、「望郷の叫び」を掲載しています。

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