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2007年8月31日 (金)

「アメリカの橋の崩落と群馬県政」

◇9月県議会は9月19日から始まる。それに備えた自民党の政調会が今月29日に開かれ、各部局の重要な課題についての予算の事前説明が行われた。小寺県政の末期には、執行部(県側)は議会に詳細な予算説明を行わなかった。これでは、議会は予算議決権を適正に行うことが出来ない。

 前知事は、議会との対立が続く中でこのような態度をとった。だから予算が修正されるという議会史上前代未聞のことが起き、対立を激化させ、結果として小寺さんは墓穴を掘ることとなったといわれている。

 県民のための政策を実現するためには金がかかる。予算をつけることは、その金を予定することである。真に県民のために必要なことに金が予定されていると判断すれば、これを認めるし、そうでないと判断すればこれを否決する、これが議会の権能である。

 現在、全国の地方議会の多くが、執行部の出す予算をほとんど認めてしまうことが批判されている。十分に中味を審議しないですいすい認めてしまうのでは議会の存在意義がないと言うのである。大沢知事は、私たちが命がけでつくり出した知事であるが、信頼関係をベースにして、激しい議論を闘わして議会の役割を果たさねばならない。慣れ合いが生まれるようでは、新知事を誕生させた目的に反することになる。

◇この政調会で、道路整備課が橋の検査に4300万円の予算を請求していることが注目された。これは、過日、アメリカで起きた橋崩落に学ぼうとするものである。

 群馬県が管理する橋は2650あるが、そのうち、アメリカで崩落した橋と同一ないしは類似の構造のものが40ある。これを調べるための予算である。加速する車の量、見えない所で進む腐食や金属疲労、そして、ある時、突然橋が落ち多数の車が川にのまれる。これは悪夢である。惨事を未然に防ぐことは、県政の使命である。

 ミネソタ州ミネアポリスの橋崩落のニュースは衝撃的だった。ミシシッピ川にかかる長さ約580mの橋は一日約20万台の車が通行する。確認された死者は13人であった。

 衝撃的なのは映像だけではない。ドライバーは平穏無事に見える道路を走らせていたら突然大地が消えて水の中におとされる。ああいう事が、他の多くの橋でも起きる可能性があることを映像が伝えている点がショックなのだ。

 ミシシッピ―川の橋は40年前に建設された。日本でも50年以上たつ橋は多い。冬柴国交相は日本では起こらないと言っているが本当にそうなのか。県は、県が管理する橋の中の40橋を調査するが、市町村管理の橋はどうするのか。県は市町村に調査を働きかけるべきではないか。

◇小学校の授業時間が増える方向だ。主要教科に当てる時間を約1割増やし、高学年では英語を必修とする。学力の低下が心配され、ゆとり教育の見直しが叫ばれていた。真の学力として目指すべきは「生きる力」である。時間増だけでなく良質の授業を実現することが必要だ。学校が充実すれば、その分塾に通わずに済むから子供の負担増にはならない筈だ。私たちは県の教育力を生かす正念場に立たされている。

☆土・日・祝日は、「望郷の叫び」を連載しています。

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