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2007年8月28日 (火)

「新しい閣僚の顔ぶれに思う」

◇昨日午後、新大臣が次々に決まった。塩川正十郎氏が「執念の内閣」と評していた。参院選で歴史的大敗を喫した安倍首相は地獄を味わったに違いない。落ち込んだ様子は、私には泣き顔に見えた。首相の母が「祖父は比べ物にならぬ程大変だった」といって励ましたと聞く。安倍首相の母とは首相の祖父・岸信介の長女である。大変だった事とは、安保条約改定時の混乱を指す。

 主な閣僚の記者会見に臨む姿を見て良い人材を登用したと思った。人生経験も政治家としての経験も浅い安倍首相が人事の面でも無理して小泉前首相の手法にならった点に失敗の要因があったと思えてならない。お友達内閣と言われたのはそのためであった。

◇舛添要一氏は厚生労働大臣に就いた。厚労相は今回の選挙の敗因である年金問題を起こした所であり一番難しいポストである。又、舛添氏は安倍首相を痛烈に批判していた。私は、あんなことを言われ首相の腹の中は煮えくり返るようだろうと思っていた。その意味では

舛添氏が厚労相になったことはちょっとしたサプライズである。彼は、最後の一人まで年金の記録をチェックしろと首相から言われた、命がけでやると表明していた。東大法学部の元助教授で、マスコミでチャラチャラしていたが、初めて政治家の覚悟の現われた顔を見せていた。

◇鳩山邦夫の法相就任も新鮮に映った。今月の私のふるさと塾(25日)は鳩山一郎を取り上げたが邦夫氏は一郎の孫である。鳩山邦夫氏は、かつて文部大臣を勤めたが記憶に残るのは、その時偏差値による進路指導の廃止を断行したことである。私も文教治安の委員として同じ事を主張していたのでよく覚えている。

 鳩山新法相は、記者会見で、特に裁判員制度のことを発言していた。制度のスタートが1年半後に迫ったが、国民の間にうまく根づかせるのは大変だと思う。裁判員になるのが恐い不安だという人が多い、国民によく制度を知らせることが重要なので、自分は広報宣伝マンをつとめたい、このように語っていた。

 また、記者に政治資金のことを聞かれて、自分は28歳で初めて選挙に出て以来清潔を旗印にしてきたと答えていた。

◇その他、登壇する大臣は皆、自分の言葉でしっかりと抱負を語っていたのが印象的であった。上川陽子少子化担当相は、子育て環境の点から食育の推進に全力を尽くすと述べた。また、遠藤農水相は、バイオマスが21世紀の重要な産業になること、農業農村の活性化が地方の活性化につながること、そして、自給率の事を聞かれ、40%というのはカロリーベースのことで穀物ベースでは27~28%だ、これからは、どれだけ海外に依存しているかという依存率を問題にすべきこと、などを語っていた。

 安倍首相の顔も久しぶりに晴れた表情だった。追い詰められて誕生した内閣の動きを見守りたいと思う。

☆土・日・祝日は、「望郷の叫び」を連載しています。

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