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2007年7月 4日 (水)

「現職優勢の知事選の行方、組員の死刑求刑」

◇AM7時半より第一選挙区から第5選挙区迄の全県議の選対会議があった。各区の状況報告がなされ、また、今後の取り組み等が議論された。告示を目前にして全員の表情には緊張感があった。各区にはそれぞれの特色がある。例えば参院選に関係する国会議員がいるとかいないとか、あるいは公明党の県議の有無などの事情だ。それぞれの県議が真剣に取り組んでいることが分かった。各県議が三千軒の家々を訪問することは、山間地域の議員にとっては、大変なことだ。前橋などと違って隣の家にいくのに一山越えねばならぬといった事情もあるらしい。「とにかく会えれば票につながる」との声があった。直接会うことは、選挙の鉄則である。大切な民主主義も人情によって成り立つ部分が大きいのだ。新聞が数字をあげて優劣を分析しているが、これなどはあまり当てにならない。ただ、マスコミが書くことが人々の「人情」の部分に影響を与えることは否定できない。いわゆるアナウンス効果というやつだ。そういう意味でマスコミの責任は大きい。いい加減な報道はして欲しくないものだ。

◇三俣事件の実行犯に又もや死刑求刑

 この6月県議会で私が中心となって、県営住宅から暴力団を排除する条例を成立させたが、私を衝き動かした一つの動機は、平成15年1月25日に三俣町で起きた暴力団の抗争事件、つまり、三俣事件である。スナック前で見張り役をしていた一人の組員とスナックの客である民間人三人が射殺され、襲撃の的である元組長ら二人は重傷を負った事件である。襲撃した犯人は複数いて、そのうちの一人(住吉会系暴力団員・小日向被告)は、すでに、地裁・高裁で死刑判決を受け現在上告中である。

 2日の前橋地裁の公判で、もう一人の実行犯(住吉会系暴力団員・山田被告)に対し検察側は死刑を求刑した。検察は「一般客ら四人の生命を奪った結果は重大で、未来永劫許されない凶悪無比のもの。極刑以外にない」と論告した。極刑とは、死刑のことである。

 弁護側は、民間人三人の殺害は、「山田被告ではなく小日向被告が単独で実行した」と主張した。この点が認められるか否かは死刑の当否にかかわることであるが、検察は、「元組長を殺すためには一般人を殺してもやむを得ないという共謀のもとに行なった」と反論。共謀して一体となって実行した場合は、共謀共同正犯といって、全体の結果につき共謀者は責任を負うのである。だから、仮に三人を射ったのは、小日向被告であったとしても、その結果に対しては山田被告も責任を負うことになる。検察側は、また、山田被告の行為につき「法治国家に露骨に挑戦したもの」と指摘した。日本は世界に誇るべき法治国なのだ。それを暴力団の銃口から守らねばならない。弁護側の最終弁論は10月15日、判決はその後である。これは、第一審のことであるから、通常の流れではこのあと第二審、そして第三審の最高裁まで続く。かつてある県議が「犯罪人には人権はない」と言ったが、罪を犯したとされる人にも人権は当然に認められる。

☆土・日・祝日は、「望郷の叫び」を連載いたします。

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