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2007年7月 2日 (月)

「知事選は秒読み、巨大な壁は崩せるか」

 他人の選挙でこれほど真剣になったのは初めてである。1日、午前7時半より、大沢事務所で選対会議。午前8時半より午後2時半までS市議と元総社地区を回った。私の選挙の時もこのように一軒一軒多くの人が回ってくれたのだということを肌で感じた。地域を歩けば、有権者の考えが伝わってくる。「長すぎる」と多くの人が言う。「副知事の時と同じように意地を張っているのですか」と言う声があった。またある人は言った。「4期以上は法律で禁止しようという動きがある時に5期を目指すのは、自分でなければやれないという使命感がおありなんでしょうけど、それは、裏返せば、他の人を信頼しない、また、他に人材はいないという不遜な態度に映るんですよ」と。この人は、県のOBだという。私の「日記」にもいろいろな反応がある。「日記」を書くにも覚悟がいると思う毎日である。

◇「ウジが足の壊死を治すという記事を読む」

 今年3月私の知人は壊死がもとで若くして死んだ。糖尿病が進み両足を切断し車イスの生活であった。「ウジ」の記事を読み直ぐに彼のことを思った。それにしても、あの死肉を食いあさる忌まわしい生き物にも存在意義があるのかと驚いた。

 壊死とはからだの一部の組織が死ぬことである。その部分をウジが食べることによって組織が回復することは古来経験的に知られていたらしい。戦場で傷にウジがわいた兵士のほうが早く治ることはかなり知られていた事実なのだ。近代医学が進んだ今日、このウジを使った治療法が最後の切り札として注目されているという。

 日本医科大では、足の切断以外に治療法のない21人に、ウジを使った治療を行い18人が、また、岡山大病院では66人のうち約7割がそれぞれ、足の切断をまぬかれたという。ウジが特殊な分泌液を出し腐った組織だけを溶かして吸収するらしい。ウジを包帯で巻いて中にとじこめ壊死部分をきれいに取り除かせ、ウジは2~3日ごとに取りかえ、2週間位で治療は済む。ある患者は、「包帯を取ると、うそのように赤黒い腫れがひき治療中の痛みもなかった」と言っている。

 足の切断を宣言されたとしたら絶望感に耐えられないだろう。その時、ウジによって切断をまぬかれると知ったら、この気持ちの悪い小動物が神の使いのようにありがたく思えるだろう。地上の全ての生き物には、存在の意義があるのだと改めて思った。

 両足を切断して死んだ私の知人がこの治療法を知っていたらと思う。昔の人は、「地獄の沙汰も金しだい」といった。確かに、金の力は大きいが、まず情報だ。「地獄の沙汰も情報しだい」ということを私たちは心に刻むべきだ。私たちは、今、正に洪水のように流れる情報の中で生きている。その中で自分に必要な情報は何か、それをいかにつかむかを絶えず意識する必要がある。

☆「上州の山河と共に」が終わり、土・日・祝日は、「望郷の叫び」を連載します。

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