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2007年5月21日 (月)

「自動車事故の厳罰化に注意」

◇自動車の運転そのものは、極めて日常的な行為である。だから事故を起こしても過失罪で処罰されてきた。刑法では、業務上過失致死傷罪が適用される(5年以下の懲役)。しかし、無責任な危険運転で命を落とす例は多く、これは、伝統的な過失罪では軽すぎるから、特別に重く処罰すべきだという世論が高まり、危険運転致死傷罪が設けられた(最高刑は懲役20年)

 ところで、この重罪規定は適用に当たり問題が生じていた。それは、この刑を適用するためには、「アルコールにより正常な運転が困難な状況で運転したこと」、あるいは、「赤信号を意図的に無視したこと」を立証する必要があり、それがなかなか難しく、立証出来なければ、従来の過失罪で軽く処罰されることになり、差が大きすぎるという批判が出ていたのである。

 さらに危険運転罪施行以来ひき逃げ事件が増える事態が生じていた。それは、現場で逮捕されれば酔っていたことが分かり危険運転罪となるが、逃げて酔いがさめてから出頭すれば、業務上過失罪とひき逃げ罪となり、こちらの方が軽くなるからである。

◇この不都合を埋めるために新たな刑がつくられることになり17日衆院で法案が可決された。「運転過失致死傷罪」で、最高は7年の懲役が課される。この改正刑法が施行されると、自動車の運転中に過失による事故を起こした場合、業務上過失致致傷罪でなく、この新たな罪に問われることになる。もちろん、危険運転致死傷罪は厳として存在する。

自動車の運転は余りに日常的なので、つい気を緩め大丈夫だろうと小さな違反をしてしまう。そういうことを繰り返しているうちにそれが習慣になると、いつかとんでもない結果を引き起こすことになる。

◇自動車事故を起こして人生を誤ってしまった人が、「ドーンという音が全てだった」と振り返っている記事を読んだことがある。自分でその場に立たされたことを想像するとぞっとする。私たちは、自動車という文明の利器が恐ろしい凶器にもなる危険性を常に有していることを自覚しなければならない。

◇大澤前議長を案内して私の後援会のポイントを回った。本人が行けば、そこに火がつくことを実感する。その炎はまだ小さいが、赤い点が徐々に連なって遂には燎原の火のように広がる予感を多少なりとも抱くことができるこの頃である。それは長年激しい選挙に携ってきた私の感である。

 現職知事の力は、選挙においても圧倒的である。容易なことでは現職に勝てない。それだけに巨大な壁を突き崩すことには大いなるやりがいを感じる。もちろん、そのことが、人心一新、県政刷新につながると信じるからであるが。多くの人がまわりを見ているのが現状だ。群馬の知事選で本当に選挙らしい選挙となるのは、今回がはじめてではないか。私は恐れるものがないので全力を尽くそうと覚悟を固めている。

☆土・日・祝日は、以前からのご要望により「上州の山河と共に」を連載いたします。

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